第2章 The meaning of words
若葉「傑は傑だし…」
五条「悟も悟でしょー」
若葉「えっと…」
五条「じゃあ僕も中村さんて呼ぼうかな〜」
若葉「え…(シュン)」
五条「〜〜っ…ごめん、やっぱなし」
若葉「ホッ」
五条「そんな顔、他の男に見せたらダメだよ」
若葉「え…?」
五条「てかてか〜一人称の話なんてどーでもいいけどさ、僕若葉に彼氏がいた事あるなんて初耳だよ??」
若葉「し、知ってるじゃないですか…!私の事助けてくれた時…」
五条「あ〜あれ?あんなくそみたいなゴミ元彼なんて言っちゃダメでしょー」
若葉「…」
五条「まだあんな奴のこと思い出しちゃってる?」
若葉「……たまに夢に出るんです。俺が悪かった、もう一度やり直そう。俺には若葉だけだって訴えかけてくる…悪夢みたいな感じで出てきちゃうんですよね!顔は…全然思い出せないのに…なのに、なんでですかね!…(ポロッ)」
五条「……!ごめん若葉。辛いこと思い出させちゃったね。ホントにごめん。」
若葉「い、いえ!…なんで泣いてんだろ、私。…さ、悟は悪くないです(グスッ)」
五条「大丈夫、悪夢なんて僕が消し去ってあげるよ」
若葉「あ、ありがとうございます(☺︎グスッ)」
五条「…笑ってる方がいいよ」
若葉「え?」
五条「ううん、なんでもない。…そうだ、楽しい事考えよう。明日、任務終わったあとパンケーキ食べいこうって言ってたじゃない?ふわっふわのとびっきり甘いやつ。楽しみだね!」
若葉「はい、とても楽しみです(ニコ)」
五条「任務なんてすぐ終わらせてくるからね。」
若葉「私も頑張ります。あ…でも、怪我とか無いとは思いますけど、気をつけてくださいね?」
五条「大丈夫、僕最強だから。それより、僕は若葉の方が心配だよ〜」
若葉「大丈夫ですよ、憂太も野薔薇も悠仁も、帳の外には伊地知さんもいますし」
五条「伊地知は役に経たないと思うなぁ」
若葉「あ、ひどい笑」
五条「ははっ…いいんだよ。さ、若葉の部屋にも着いたし、また明日ね〜」
若葉「あっ五条先生」
五条「ん?」
若葉「部屋、寄っていきませんか?」
五条「……え?」
若葉「あ、予定とか無ければですが…」
五条「ちょっとまって……え?無意識?僕泣いちゃうよ?」
若葉「…今日、午前中外に出た時五条先生の好きそうなケーキあったので買ってきたんです」
