第38章 花①2人の時間
「みんな、わざわざ海外から来てくれてありがとう」
花「承太郎もアメリカにいたんだ、遠かっただろう?」
承「別にかまわねぇ」
ポ「当たり前だ」
ジョ「可愛い孫と友人の結婚式なんだからな。ところで2人の衣装の色はもしかして…?」
「はい、イギーとアブドゥルさんをイメージしたカラーにしました」
花「僕としては緑のドレスも見たかったんだが、がどうしてもというんでね」
承「2人をイメージした色だと、すぐに分かった」
ポ「お前らはよぉ…粋なことするじゃあねぇか…ぐすんっ」
ジョ「お前たち2人は本当に…大人になったんじゃのう…も綺麗じゃ」
「ぐすっ…ありがとうございます、おじいちゃん」
承「綺麗だ、」
「ありがとう承太郎」
承「を泣かすんじゃあねぇぜ、花京院」
花「心配無用だ」
ポ「花京院、茶色も似合うんだな、俺の次にナイスガイじゃあねぇか」
花「ありがとう、ポルナレフ」
「みんな、見て」
承「ん?」
するとの後ろからアインガードが出てきた。
ジョ「なにぃっ!?」
承「!?」
ポ「アインガード!?」
「うん!」
はみんなに、前に花京院に説明したようにを話した。
こんな風にいろんな話をしていると皆5年前のことを思い出した。
するとポルナレフが口を開いた。
ポ「、幸せか?」
ポルナレフの言葉に皆の方を向いた。
「うん!すっごく幸せだよ!」
は少し涙を浮かべながら今までで一番の笑顔で笑った。
ポ「そうか…何だか羨ましいぜ!俺もここで嫁さん探ししようかな?」
承「大人しくしてろ」
ポ「あー、承太郎も一緒に探そうぜ?」
承「俺を巻き込むんじゃあねぇ!」
一同は笑い合った。
そして皆心から思った。
あの旅は、失ったものも大きかったが、得たものも同じように大きい、この先何が起ころうと、この友情は、縁は、永遠に消えることはないだろう、と。
ー花京院生存花京院落ちーfinー