第32章 花①紅海
ポ「いててて…何も2人してそんな寄ってたかってボコボコにする必要はねぇだろ??」
花「の言うことを聞かなかった挙句突き飛ばした罰です」
承「…」
2人はポルナレフを睨みつけていた。
「まぁもう反省してるみたいだし、いいよ2人とも、ありがとう。でもポルナレフはもう少し私たちの意見も聞き入れたり信じたりしてよね!」
ポ「すまねぇ…」
「…でも…でも、私ももしポルナレフのようにされたら、お兄ちゃんやお母さんやお父さんを出されたら、きっと同じようになってたと思う…あの時のポルナレフのすがりたい気持ちはよく分かるよ。ま、分かったところで許してやんないけどね!」
ポ「えぇぇぇ…頼むよぉ…許してくれよぉ…」
「いやですー、結構根に持つタイプなんだから」
ジョ「まぁ、に許してもらうには時間が必要ということじゃな」
ポ「そんなぁ…」
するとアブドゥルが操縦桿を握った。
ポ「おい,操縦できるのか?アブドゥル」
ア「チッ、チッ、ノープロブレム。問題はない」
ジョ「わしもできるよ、わしも!」
「おじいちゃんてなんでも操縦できるのね…すごい!!」
ジョ「にひひ」
承「てめぇは操縦するな。また沈没でもしたらかなわねぇ」
ジョ「ふんっ、辛口じゃのう、うちの孫は」
「おじいちゃんに対する口の聞き方じゃあないよ承太郎」
承「ふんっ」
花「潜水艦か。乗るのは初めてですが、意外と閉塞感のないものですね」
「確かに、思ってたよりも広いね」
ジョ「あぁ、これは金持ちが道楽で海底体験を行ったりする用の船だからなぁ。見ての通り窓もある」
するとジョセフがいい終わるか終わらないかのところでポルナレフがやってきて、窓の外を覗いた。
ポ「おおっ!いいねいいね!」
ジョ「おおっと!」
ポ「俺こういうのちょい憧れだったのよ。できればかわいこちゃんと乗りたかったなぁ」
「ポルナレフ…今なんて言ったの?」
ポ「はっ…」
ジョ、ア、花、承「「「「あっ」」」」
「今なんて言ったの?ポルナレフ」
ポルナレフが恐る恐る後ろを振り向くと、ニコニコしながら青筋を浮かべるがいた。