第30章 花①サウジアラビア
ジョ「花京院、わしらは君に謝らなくちゃあならない」
ポ「俺はお前のこと、精神的に弱いやつと疑ってしまった。信じてやれなかった。迫った危機に孤独に戦っていたんだな、すまない」
花「いや、ポルナレフ、無理もないこと。この夢の中にスタンドを持ち込む方法を思いついたのは君から当て身をくらった瞬間にひらめいたことだった。だから君のおかげでもあるんだ」
ポ「そ、そうか??なんだか複雑な気持ちだな、面目なーい!」
「ごめんね花京院、私も信じきれなかった…」
花「いいんだ、は一度も僕を疑うようなことは言わなかったじゃあないか、それだけでも嬉しいよ」
「花京院…」
花京院はマニッシュボーイが赤ん坊だからと手加減をしていた。それに漬け込んだデスサーティーンが反撃しようとしたが、無事花京院に倒された。
皆起きると、花京院が朝食を作っていた、赤ん坊の分も。
「んん…おはよう、花京院…わぁ!美味しそう!これ全部花京院がつくったの??」
花「あぁ、そうだよ」
「料理もできるんだ…すごいね!」
花「ありがとう、、そんなに褒めてくれて。さぁ、みんなと一緒に顔を洗っておいで、僕は赤ん坊のおしめを変えて朝食をあげるとするよ」
「うん!分かった!」
花京院は赤ん坊のそばへと向かった。
花「みんな忘れている。だが僕は覚えているぞ。夢の中にスタンドを持ち込んだのは僕だけのようだな。いいか、お前は赤ん坊だから再起不能にしたり、痛めつけたりはしない。近くの街まで連れて行ってやろう。母親のところへ帰るんだな。しかし、二度と我々の、のそばに近づくな。一昨日の夢を操作したのもお前だろ?次に近づいたら罰を与えるぞ」
すると花京院は赤ん坊のおしめにあったうんちをすくい、ベビーフードに溶かした。
マニッシュボーイはそのベビーフードを拒否したものの、ジョセフとポルナレフに無理やり食べさせられたのだった。