第24章 承①アトゥム神・ヴァニラアイス
ポ「くそっ!イギー、ディオに化けた砂のスタンドは失敗したが、お前の砂がヒントになって、奴の動きを読む方法を思いついたぜ!のおかげで移動の仕方も分かった!」
チャリオッツが剣を振り回し砂を巻き上げると、暗黒空間がぼんやりと浮かび上がった。
ポ(わかるぞ、どう動いているか軌跡がわかるぞ!ざまぁみろ!!ちくしょうめ!砂を飲み込んで移動してこい!クソタレが!そしてその歯クソくせぇ口を出したその時が!)
ポ「テメェが崩れ落ちる時だ!」
ポルナレフはヴァニラアイスの口の中に剣を突っ込んだ。
ポ「命中だ!やったぜ!クソッタレ!」
ヴ「あがが…」
ポ「おめぇのもう一つの弱点はな、ヴァニラアイス、俺がどこにいるのかを確認しようとする時、てめえはその暗黒空間から姿を現さないと、外が見えないと言うことさ!しゃぶれ!俺の剣をしゃぶりながらくたばりやがれ!このドグサレが!」
ポルナレフの勝利
かと思われたがヴァニラアイスがチャリオッツの首を絞めた。
ポ(こ…こいつ…喉を通して脳幹を串刺しにしてんだぞ…チクショウ…)
ポ「早くくたばれ、致命傷だぜ!さっさと死にやがれ!」
ヴ「ぐ…ぐがぁ…」
ポ「くたばりやがれ!ヴァニラアイス!」
ポルナレフが口の中の剣を回した。
しかしそれでもヴァニラアイスはポルナレフの片腕を掴んできた。
ヴ「俺は死なん。苦痛を意に介している暇もない。必ず貴様を仕留める。必ずイギーを飲み込み、ジョースターどもを殺す!私が死ぬのはその後で良い!」
ポ「うぁぁぁぁぁ!」
ヴァニラアイスは掴んだポルナレフの手を暗黒空間の中へと引っ張り、ポルナレフは薬指と小指が飲み込まれてしまった。
ポ「野郎!!」
ポルナレフは剣を引き抜いた。
ヴ「お利口だ!剣を引き抜いてくれたな!」
ポ「今度こそ!あの世へ行きやがれ!」
ヴァニラアイスはチャリオッツの攻撃を止めた。
ポ「うっ…!」
ヴ「この腕が、俺を刺した悪い腕か!ふん!ふん!ふん!」
ヴァニラアイスはポルナレフの腕をあらぬ方向に曲げた。それも何度も。
「や…やめて…」
は2人には聞こえぬほどの声で呟いた。段々と意識を取り戻していたのだ。