第24章 承①アトゥム神・ヴァニラアイス
ポ「なにぃ!!あ…足の下の溝に!チャリオッ…」
ドキューーン
ポルナレフのつま先が削り取られてしまった。
「ポルナレフ!」
ポ「うぉぉっ!足がぁ!」
ポルナレフはあまりの痛さに転げ回った。
「ポルナレフ!治すから!」
ヴ「まず足を奪った。ちょこまかと動いたり逃げたりできなくするためにな」
イギーがザ・フールを出して攻撃したが、交わされた。
ポ「野郎!うぉぉぉぉ!うぁぁぁぁ!」
チャリオッツでむやみやたらに攻撃し、どさくさに紛れて3人は隠れ、その間にはポルナレフの怪我を治した。とは言えつま先が戻ってくるわけではない。
すると階段からディオが降りてきた。
デ「騒がしいな、ヴァニラアイス」
ヴ「はっ!デ…ディオ様!」
ヴァニラアイスはディオの側に跪いた。
ヴ「お気をつけ下さい、そらにポルナレフのやつと、犬と、あの娘が隠れています。ここは私にお任せください。ディオ様が降りてくるほどのことではございません」
するとディオが後ろからヴァニラアイスを攻撃しようとした。
そう。そのディオはイギーがザ・フールで作った偽のディオだったのだ。
しかし、ディオの腕は折られてしまった。
3人「「「あっ…!」」」
ポ「しまった!チクショウ!バレていた!」
「まずすぎる…」
ヴ「この部屋は窓から太陽の光が差し込んでいる。本物のディオ様がご自分の部屋から、ここへ降りて来られるはずがない」
ヴァニラアイスは暗黒空間の球を3人が隠れていた階段にぶつけてきた。
、ポ「「イギー!」」
イギーは右へ、とポルナレフは左へと逃げた。
イギーは柱に引っかかり、転んでしまった。
ヴァニラアイスはイギーの元へと歩いた。
ヴ「本物のディオ様はこの私を信頼されて、任せるとおっしゃったのだ!だから何があろうと、この2階へ降りて来られるはずがない!」
ポ(やばい…イギーがやられる…イギーが暗黒空間に飲み込まれる…!)
(イギー…助けないと…)
ヴ「よくもこのクソ犬が!私にディオ様の姿を破壊させたな!」
ヴァニラアイスはイギーを殴り飛ばした。
「イギー!」
ポ「な…なんだ?殴ったぞ…暗黒空間に飲み込まず、殺さず、イギーを殴り飛ばした!」