第24章 承①アトゥム神・ヴァニラアイス
ア「ポルナレフ!!イギー!危ない!!」
3人「「「んっ?」」」
ア「ええいっ!」
アブドゥルは3人を突き飛ばした。
「うわっ!」
ポ「ぐはっ!!うぐぐ…お…おい、アブドゥル!どこだ?な…なんだ?今のはいったい?」
「は…手…アブドゥルさんの腕みたいなのだけがこ…転がっている…」
ポ「お…おい、アブドゥル!どこへ行った!?」
「アブドゥルさん…お願い…返事をして…!」
ポ「おい!どこ行った!アブドゥル!」
イ「ぜぇ…ぜぇ…」
「アブドゥルさーん!!」
ポ「アブドゥルー!!」
するとアブドゥルの声ではなく、代わりに唸り声をあげた不気味なスタンドがやってきた。
「まさかあれが…」
ポ「な…なんだ、こいつは…?どこから現れたんだ?なぜアブドゥルの炎の探知機に引っかからなかったんだ?おい、イギー!お前の鼻にこいつはにおわなかったのか!?答えろ!」
イ「はぁ…はぁ…」
「イギー…しっかり、呼吸を整えて…」
は優しくイギーを撫でた。
ポ「どこだ!アブドゥル!どこへいったんだ!」
ヴァニラアイス(以下ヴ)「アブドゥルは…」
「はっ…」
ヴ「粉みじんになって死んだ」
「うそ…」
ポ「…」
イ「はぁ…」
ヴ「私の口の中はどこに通じているのか、自分でも知らぬが、暗黒の空間になっている。吹っ飛ばしてやったのだ。次はお前らだ。ディオ様を倒そうなどと思い上がった考えは、正さねばならんからな」
イ「はぁ…はぁ…」
「イギー!しっかりして!」
敵スタンドはうなり声を上げると、残されていたアブドゥルの腕も食べてしまった。
「はぁ…」
ポ「ハッ…」
ヴ「一人一人、順番に順番に…このヴァニラ・アイスの暗黒空間にばらまいてやる」
イ「ぜぇ…ぜぇ…」
ポ「うそだ…アブドゥルを…殺したなどと…」
イ「はぁ…はぁ…」
「助けないと言ったのに…」
ポ「嘘をつくなーーーー!!!」
「ポルナレフ!」
ポルナレフは素早くチャリオッツを出した。