第21章 承①オシリス神
スゥ、スゥ
ポ「寝たか?」
承「あぁ」
ア「疲れていたんだろう」
ジョ「スタンド使いとはいえ、普通のレディーと違いないからな」
承「んん…」
承太郎は少し険しい顔つきでスヤスヤと眠るを見て思った。
承(以前はこんな顔をして眠るようなやつじゃあなかった。寝てるとは言え、なりに警戒しているんだろう。…この旅についてきたことでの穏やかな心をを奪ってしまったのなら、やはり連れてきた俺の選択は間違っていたんじゃあないか?だが、これをに伝えたところで、お前はいつもの笑顔でそんなことないと否定するんだろうな。……頼むからその温かな笑顔と心だけは忘れないでくれ…変わらないでくれ…)
承太郎は撫でていたの頭にそっとキスを落とした。
承「ん?」
何か視線を感じた承太郎は頭を上げた。
ポ「へへ、みーちゃった。俺」
承「…スタープラチナ」
ポ「わかったわかった!悪かったよ!全く味方にスタンド出すなんて物騒なやつだなぁ」
ジョ「今のはお前が悪い、ポルナレフ」
ポ「あ!てことはジョースターさんも見てたってことかぁ!?」(ニヤニヤ)
ジョ「ポ、ポルナレフは黙っとれ!」
承「チッ」
結局、館は朝方まで探しても見つからなかったので、カフェに入って人に聞くことにした。
承「、起きろ」
承太郎は優しくを揺さぶった。
「ん、んん…え!?朝!?ご、ごめん…!こんなに寝るつもりじゃあ…」
承「かまわねぇ、結局見つかってねぇからな」
「え、そうなの?」
承「あぁ、店に入って人に聞くことにした、俺たちも結構疲れたしな」
ポ「ほら着いたぞ」
一行は車を降り、カフェに入った。
マスター「ようこそ外国の方。何にします?」
ジョ「尋ねたいことがある」
ジョセフは館の写真をマスターに見せた。
ジョ「わしらはその写真の建物を捜している。どこか知らんかね?」