第20章 承①セト神
承「分かった。このまま歩くぞ」
承(やれやれ…なんだ今の表情は。昔からあんな顔をしていたか?それとも俺が気づかなかっただけか?)
そして2人がある建物のそばを歩いていると、上からアレッシーが落ちてきた。
「この人、怖い…」
は承太郎にギュッとしがみついた。
承「ふーん…」
アレ「うう…うぅ…」
承「窓から血だらけで落ちてくるなんて、普通じゃあねぇな」
アレ「ああ!この家のご主人様に叱られる!窓拭きしてたら足を滑らしてしまったぁ!どうしよう!どうしよう!叱られる!」
ポ「待ちやがれ!このクソオヤジ!」
すると先ほど承太郎が会ったポルナレフに似た男の子が素っ裸で上から見下ろして出てきた。
承「あっ…!」
「きゃ…!」
は自分の両手で目を塞いだ。
ポ「あっ!お兄ちゃん!誰だっけ!?誰だっけ…ええっと…ええっと…っとお…」
そして2人がポルナレフの方をみてポルナレフが思い出そうとしていると
アレ「隙あり!承太郎!」
アレッシーが影を伸ばして承太郎を攻撃してきた。
ポ「うわっ!そいつの影に気をつけて!」
承「はっ!」
承太郎は飛び跳ねたが少し遅かった。
アレ「やった!触った!承太郎の影に触ったぞ!」
ポ「しまった!」
アレ「うわっははは!承太郎!てめぇも俺のセト神の術中に落ちたのだ!」
承「うっ…うう!こ…これは?」
するとを抱き上げている承太郎もみるみる小さくなっていった。
「わ、わ、わぁ…!」
もバランスを崩し、承太郎の腕から落ちてしまった。
ポ「た…大変だ!あのお兄ちゃんも子供になる!」
アレ「承太郎!お前がスタンドスタープラチナを使えるようになったのは最近と聞く!つまり!子供の時にはスタンドを使えなかったと言うことだ!ただのガキになるのだ!うへ、うへ、うへへへ」
ポ「う…うわぁ!あんなに小さく…!7歳ぐらいの子どもに戻ってしまったぁ!」
アレ「俺の勝ちだ!ディオ様!俺が承太郎を殺すんです!礼金をたんまり弾んでもらいまっせ!死ねぇ!承太郎!」
しかし承太郎は
パシッ…
「あ…」
先程承太郎の腕から落ちたと思われたを抱きとめていた。
アレ「なに?」