第19章 承①アヌビス神とバステト女神
が受付へ行くと、4人は料金を払い、もう出るところだった。
「ごめんなさい、待たせて」
ジョ「大丈夫だ、行こう」
ポルナレフは外でイギーに顔の前でオナラをされていた。
ポ「離れろ!イギー」
ジョ「行くぞ、仲良しさん」
一行は商人の船に同乗させてもらい、出航した。
ポ「花京院と何を話したんだ?」
「い、いや…なんでもないよ」
ポ「なんでもないわけないだろ」
「…な、内緒!!」
ポ「ほー、内緒、ねぇ」
ポルナレフがにやにやしながら言った。
「なによ」
ポ「いや別に??」
「…イギー」
イ「ばうばう」
ポ「わ、わかったよ!悪かったって!」
承「…やれやれ」
そして一行はコム・オンボという場所に着いた。
ポ「こんなところに寄り道してる暇あんのかよ」
ジョ「ぶつくさ言うな」
ア「地元商人の船に便乗させてもらってる以上文句も言えまい」
ポ「あぁ、腹減った。じゃあ飯でも食おうぜ」
ジョ「うるさいやつじゃのう、を見習わんか。ほれ、こいつで我慢しとれ」
そう言ってジョセフが差し出したのはコーヒー味のチューイングガムだった。
ポ「…ってイギーのじゃあねぇか!」
ジョ「まあ気にせず取っとけ」
ポルナレフがガムを受け取り、皆はトイレを探しに行った。
するとポルナレフは商人にパピルスを売りつけられたが、手に持っていたガムを狙いイギーがとって行った。
ポルナレフはそれを追いかけたのだった。
「あれ?ポルナレフは?」
ジョ「ん?そう言えばおらんな」
ア「あいつ、また1人でどっか行ったのか?」
承「探すか」
皆がポルナレフを探し始めてからしばらくするとイギーがやってきた。
「イギー、今ポルナレフを探してるの。イギーもどこ行ってたの?」
イ「ばうばう!!」
「ん?ついてこいって?」
イ「ばう!」
イギーは走り出した。
「イギーが場所を知ってるみたいです」
ジョ「向かうぞ!」
一行はイギーの後をついていった。