第16章 承①紅海
「おじいちゃん、大丈夫?」
ジョ「あ、あぁ…」
その間ハイプリエステスは笑っていた。
花「承太郎にいっぱい食わせるなんて。なんて敵だ…」
ジョ「この状況は、よくわからんが…ひょっとしてピンチ?」
承「黙れ、ジジイ」
ア「直接触れればやられる、ならば触れなければ良い」
その言葉でマジシャンズレッドと、チャリオッツが攻撃したが食らわなかった。
ジョ「奴の姿が見えているうちが引き時じゃな」
一同はまた隣の部屋へとうつった。
ポ「こ…こっちにはまだ酸素がある!」
花「だが、時間の問題だ」
ア「大丈夫ですか?」
ジョ「あぁ」
ア「かまうな承太郎、また化け始めるぞ、浸水しているし、とにかくやつを封じ込めるんだ。戦う作戦はそれからだ」
みんなうつったが、承太郎はじっとしていた。
「行こう、承太郎、みんな行っちゃったよ」
ハイプリエステスはまた笑いながら消えていった。
承「てめえはこの空条承太郎がじきじきにぶちのめす。」
2人はやっと移動した。
一向は酸素ボンベをつかい、脱出することにした。
ポ「今度はスキューバダイビングかよ、俺経験ないんだよねぇこれ」
「私も…」
ジョ「早くしろ!急ぐんじゃよ!」
承「やれやれ」
ジョ「しかし、わしはこの手では上手く準備できんな。手を貸してくれ承太郎」
承「自分でやれ」
「私が手伝いますよ」
ジョ「が孫じゃったらよかったのにのう」
承「うるせぇ」
ジョセフはに手伝ってもらい、器具をつけた。
皆が器具をつけ終えると、潜水艦が揺れた。
花「うぉっ」
ポ「うおおっ、や…やばいぞ」
「あぶな…」
またよろけたを承太郎が黙って支えた。
ジョ「狼狽えるな。男はこういう時ドーンと構えとくもんじゃ。この中でスキューバダイビング経験のある者は?」
皆なかった。
ジョ「まず、決して慌てない…これがスキューバの最大注意だ。水の中というのは水面下10メートルごとに1気圧ずつ水の重さが加圧されてくる。海上が1気圧。ここは海底40メートルだから5気圧の圧力がかかっている。一気に浮上したら肺や血管が膨張、破裂する。体を鳴らしながらゆっくり上がるのだ。」
「怖い…」