第15章 承①仲間との再会
「うん、大丈夫」
ア「承太郎、相変わらずこんな服着て暑くないのか?はははっ」
ポ「ち…ちょいと待てお前ら!…コラァ!待てと言っとるんだよ!てめぇら!おい!どういうことだ!その態度は!死んだやつが生きていたというのに!なんなんだその平然とした日常の会話は!」
ジョ「おっ、ポルナレフすまなかったな、インドでわしがアブドゥルを埋葬したというのは、ありゃ嘘だ」
ポ「なっ、な…なにぃ!??」
ア「インドで私の手当てをしてくれたのはジョースターさんと承太郎なのだ」
ポ「て、てめぇら、インドからすでにアブドゥルが生きてることを知ってて、俺に黙ってやがったのか!?花京院、!てめぇらもか!?」
花「僕が知ったのはその翌日だ」
「私は復帰した日に」
花「ただ、敵に知られるとマズイ。ポルナレフは口が軽いから…失礼、嘘がつけないからずっと内緒にしようと提案したのはこの僕だ」
承「うっかり喋られでもしたら、アブドゥルは安心して傷が治せないからな」
花「安全が確認できたら話すつもりだったんだが、まさか先に会ってしまうとは」
ポ「そうだ、アブドゥル!お前の親父さんがこの島にいる!お前がきたことを知らせよう!」
ア「あぁ、ありゃ俺の変装だ」
ポ「にゃ…にゃにおう…?じゃあお前らありゃ全部…そこまでやるかぁ…?よくもぬけぬけと…テメェら仲間外れにしやがって!も1人じゃねぇって言ってくれたくせによぉ!」
ポルナレフは目に涙を溜めて言った。
ジョ「おいおい、何も泣くことないじゃろう」
花「すまない、まさかこんなに君が傷つくとは」
承「はぁ」
「私まだポルナレフにうるせぇって突き飛ばされたの謝られてないもん」
はぷいっと顔を背けた。
ポ「あ、あれは…」
花「そんなことしたのか?」
ジョ「レディになんてことを…」
承「どんな理由があろうと女に手出すなんてと言ってたやつがなぁ」
この後事情を聞いた花京院と承太郎にポルナレフがボコボコにされたのは言うまでもない。
そして一向はアブドゥルに頼んで買ってもらっていた潜水艦に乗り込んだのだった。