第12章 主人公の親
の母親は反転術式父親は歌の呪術を使っていた
は元々絵を描くのが好きだった
「は絵上手いな〜」
「ねぇ!お父さん!見てみて!私が描いた絵動くの!」
小さい頃は自分に呪力があることを知らなかった
「は絵の呪術が使えるみたいだな」
「そうね‥でも今その事を言ってもわかるかしら?」
「教えるのは早いほうがいいと思う‥俺達は長くは生きられないだろうからな」
「そうね」
母はを呼んだ
「何?お母さん」
「ちょっと大事な話があるから聞いてくれるかな?」
「何?」
「呪いってわかるかな?」
「呪い?」
は首を傾げた
「あ‥お母さん!あの猫さんそう?」
はベランダを指差した
そこには黒い猫がいた
「見えてるの?あの猫」
「うん」