第1章 恋愛感情、
翔×雅紀←和也
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Side . N
「翔ちゃん、ちゅー……」
もう……まぁくんったら翔ちゃんに浮気……?
翔ちゃんも翔ちゃんだよ。ヒトのまぁくん取って、ハナの下伸ばしちゃってさぁ……
お仕置きしなきゃね、まぁくん
「まぁくん、まぁくん」
なぁにー っててこてこ歩くまぁくん。
不機嫌そうな顔した翔ちゃんなんて見てない見てない。
「今日の夜、家飲みしません?僕ん家でさぁ……」
耳打ちしてからの、上目遣い。
「…………いいよ」
ふふっ……まぁくん、いい子。
なでなでしたい衝動を抑えてまぁくんを翔ちゃんに返す。
「今夜、楽しみにしててね、まぁくん……」
...._...._...._
「まぁくん、いこ」
翔ちゃんばいばーい そう言って、僕にてこてこ付いてくるまぁくん。
殺気立てて睨んでた翔ちゃんなんて見てない見てない。
「あのさぁ、にのー」
家に着いて、適当にまぁくんを座らせる。
「なぁに?まぁくん」
「さっきね、『なんかあったら、つーか、なんかある前に電話しろ』っておっかない翔ちゃんに言われたからさ、電話していーかなぁ」
また翔ちゃん翔ちゃんって……
「……駄目だよ」
まぁくんから携帯を奪い取る。
待ち受けまで翔ちゃんとツーショットなまぁくんの携帯。
「まぁくんの浮気者……」
_______゚___゚___゚
「に、の…やめ、て……翔ちゃ、翔ちゃんっ……翔ちゃんっ……」
「翔ちゃん?まぁくんには僕が居るでしょ?」
さっきからまぁくんの携帯がずーっとなってて煩いから電源を切ったら、絶望的なまぁくんの顔。
「ねぇまぁくん、なんでふにゃふにゃなの?ココ」
まぁくんの身体中撫でまくってんのに一向にタタないまぁくん自身。
「翔ちゃんっ……翔ちゃんっ助けてっ……翔ちゃんっ……」
これはイチからやり直しかな。
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