• テキストサイズ

イケメン王宮真夜中のSPY

第1章 変化する関係



「アラン様」



「なっ…おまえ...そんな格好で何してんだよ!」

アラン様は振り向いた私の姿を見て赤面していた
…当然か




「廊下から窓枠が揺れる音が聞こえたので見に行ったんです…侵入者がいると思ったので…
勘違いだったようですが…」


私は咄嗟に嘘をつき
なるべく身命な面持ちでアラン様の目をじっと見つめた



「だからっておまえ…そんな格好でフラフラしてたら危ないだろ!
おまえが襲われたらどーするんだよ!」

アラン様は怒気を含んだ声で私の肩を掴んだ


「ごめんなさい…」

悲しそうに声を震わせ私は俯いた




「いやっ…その、今のは言い過ぎた悪かった..クロエ」


そう言うとアラン様は私を優しく抱きしめた




「いいえ…私の方こそご心配おかけしてしまいすみせん…」



私はそっとアラン様の胸を押し身体を離した


アラン様はハッとし私の胸元を見て赤面していた


「とにかく…そのっお前に何もなくて良かった!
すぐに部屋へ戻って休めよ…もう二度とそんな格好でウロつくな!」

/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp