第7章 足枷
ユーリは激しく腰を打ち付けてきた
「あぁぁっ…んっ…ユーリっ!」
律動に合わせていやらしい声が漏れてしまう…
「気持ち..いぃ?」
ユーリと熱い視線が絡み合う
「うん…きもち…いっ…」
「俺もっ…」
ユーリは私の胸を両手で揉みしだきながら
恍惚の表情を浮かべていた
私はユーリの首に腕をまわした
激しく舌を絡め息つく間も無くキスをする
「あっ…イきそぅ…」
ユーリは眉間に皺を寄せイクのを堪えていた
私も…限界…
「イイよ…私も……あぁっ…イくっ…」
「ぅ…飲んで…」
ユーリはイく寸前で抜くと私の唇に寄せた
私は亀頭を咥えると勢いよく口の中で吐き出された
生暖かく青臭いそれを飲み込み
ユーリはうっとりした表情で私の髪を撫でた
「はぁっ…はぁ…」
ユーリは荒い呼吸を繰り返し横になり
私の頭を抱き寄せた
「クロエ…大好きっ」
ちゅっ
おでこにキスをされ
私はユーリの髪を撫でた
やっぱり…
ユーリは可愛いな…
「早くシュタインへ帰りたいな…そしたら堂々とクロエとイチャイチャ出来るのに…」
「ふふっ…度が過ぎるとゼノ様に怒られちゃうよ…
ユーリは…プリンセスの執事としてシュタインへ帰るんでしょ」
「最初はそーだね…」
「だから……先に帰ってて」
私はまだこの国に残りたい
シュタインへは帰りたくない……
「何で!?クロエも一緒に帰れるんだよ!」
「私はまだ…ゼノ様に会えない…」
会ったらまた…
抱いて欲しくなってしまう
プリンセスを憎んでしまう…
ゼノ様と愛し合った日々を忘れる事なんか出来ない
私以外の女と幸せになってるゼノ様なんて見たくない!
「そんな……やっぱり、まだ…」
ユーリ…
そんな悲しい顔をしないで……
「ごめんね……気持ちの整理つけるから、それまで先にシュタインで待ってて…」
私の決意は揺るがない…
「クロエ…俺は変わらずずっとクロエの事愛してるから、忘れないで……」
「ユーリ…」
私の居場所は私で決める……