第56章 最終決戦
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輝「間に合った…!実弥、義勇、炭治郎、カナヲ、伊之助!!」
指揮を任されていた耀哉の息子、産屋敷輝利哉はそう言うと瞳に光を浮かべた。
その部屋の外には護衛として槇寿郎が控えている。
そして、その屋敷は左近次と禰豆子が居る屋敷でもあった。
輝「まだ珠代さんが頑張ってくれている…!この好機を逃すな!!」
その言葉を鴉伝いに聞いた五人は刀を構えた。
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その少し前――、
蜜「あーっ!見つけた!伊黒さんあっち!上弦の…肆だわ!!」
蜜璃と小芭内は漸く上弦の肆、鳴女を発見した。
小(もう補充されているのか!)
そうして二人が戦闘を始めようとした時、隊士の格好をした少年が蜜璃を物陰へ引きずり込んだ。
蜜「だれなのーっ」
騒ぎそうになる蜜璃を黙らせると少年の鬼、愈史郎は協力を要請した。
愈「あの琵琶鬼は俺が引き受ける。お前は囮になれ。俺は気付かれないよう距離を詰めてあの女の視覚を乗っ取る。そして無惨の支配も外して頭も乗っ取る。」
それを聞いた蜜璃は感服した。
愈「それから無惨には柱や他の鬼狩りが死んだと思わせた裏で味方を集結させ総戦力で一気に叩く。俺が琵琶鬼を乗っ取ったらお前も蛇男を連れて無惨の所へ行け。」
蜜「分かったわ!!」
こうして蜜璃は小芭内と鳴女を引き付けて愈史郎に協力した後、すぐに無惨の元へと向かった。