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ぎゅっ。

第31章  「俺はマメちゃんが好き」


《「なかよし3兄弟と子犬のブーリャ」って、 マメちゃんが体験したこと?》  

〈 体験したことに。ちょっと付け足しました。私が後悔したことと 。こんな風な出会いがあったらな。っていう願望がこめられてます〉

 《後悔?》   

〈母と、まだ元気だった父のそばから。鳥を見つけて、駆け出して。はぐれてしまったのは本当で。 両親は『目を離してごめんね』って何度も謝まってくれたんです 。けっして怒らないで。 私を責めたりしないで

《うん》

 〈私、両親の声が聞こえなくて。その時に両親は、将来私が苦労しないように。この前お話しした先生を、付けてくれる決心をしたそうなんです 。私が約束していたことを守らなくて。やぶったのが悪いのに……私は両親が涙を流して。ぎゅっ。て抱きしめてくれてくれた時、 たくさん泣いて後悔したんです〉

《 素敵な、優しいご両親だね》  

〈はい。 両親をもう悲しませたくないって思って 。言葉を頑張って覚えて。でも、時々悲しいことを言われたりすると 。耳が聞こえにくいことは 『しょうがないじゃない』って思うそばから、どうしても卑屈になっていって〉

《マメちゃんは、 悪くない。悪いのは 理解しようとしない 回りなんだから》  

〈ヴィントは、 いつも助けてくれる愛朱実であり、拓眞さん。ルーナは、 いつも優しく見守ってくださる拓眞さんであり、愛朱実。私は、ベルク。いつも、 助けてくれる優しいお兄ちゃんたちを。いつかボクも助けたいって願っている。 デイジーちゃんは 、ベルクが。 私がこれから出会う人。助けを必要とする人を。助けられる人間になれますように。って願った。そういう存在の女の子。 すいません 中庭さんはちょっと……出会ったばっかりでよく分からなくて……〉

《 あいつはいいよ。登場させなくて》

〈アハハ、ひどい拓眞さん! 〉

《 これからも、よく知る必要もないからね? それから、ベルクはヴィントとルーナを助けてるからね》


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