第2章 ねえ、マジおかしくない?
未だに続いてる攻撃。それと罵倒。
キリがないから攻撃元へ向かう俺。
『攻撃、やめてもらえません??俺一応あんたら助けたんですけど。』
「っ!攻撃をよけてきただと、おま『だから、俺は敵じゃないです、あんたらを助けにきたんです』
『あ!証拠でも見せます??』
俺はズボンのポケットから二枚のカードを取り出した。
『はい。』
ヒーローの顔の前に出したのは、“ヒーロー免許証”と高専の“学生証”。
「何で貴様がそれを持っている。」
『俺国に認められてるんで。ヒーローになりたいわけではないけど。』
急に黙った。国が強いからかね。
あ、ついでに言っとくか。
『もし、呪術師について授業やるんだったら間違えた教え方しないでね、
呪術師はあんたら一般人を守ってるんだから。』
「なっ、」
『そこ、退けよ。任務あるんだけど。今人死んでるかもよ?』
っはは。
知らない人のためなんかに退いちゃって。本当笑える。
『言っとくわ、ヒーローより呪術師の方が強いし位も高いから。
あんまり舐めてると他の呪術師に殺されるかもね。』
俺はヒーローの耳元でそう囁き、任務へ向かった。