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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味



それから鬼殺隊に入れたらどうしたいかとかお互いの夢を話していた。


無「さて、そろそろ帰ろうか!兄さんが心配してるよ?」


むいのお陰で、ゆうに対しての罪悪感が和らいだ。

帰ってゆうに謝ってちゃんと向き合おう。

そう思わせてくれたむいに感謝だ。


『うん!帰ろ。』


最近はむいに助けてもらってばかりだなぁなんて思いながら二人で家へ向かう。






しばらく他愛ない話をしながら歩いていたら急に頭痛が襲い、衝撃な光景が流れた。

今まで夢でしか見たことない未来が…。

しかも近くから禍々しい気配がする。

最悪だ。

急がないとゆうが…。


『う゛!!はぁ…はぁ…。』

無「!!大丈夫?どうした!?」


そうだよね。

急に頭抱えだして踞ったら驚くよね。

でも今は踞っている状態じゃない。

深呼吸をして何とか意識をしっかり保つ。

『大丈夫…。むい!よく聞いて。ゆうが危ない!ゆうが化物に襲われる。』

無「!!」


むいが衝撃を受けてる。

急にこんな事言われたら混乱するよね。

でも時間がない。


『信じられないと思うけど、すぐに起きるの。いつもなら夢で見るのに、何故か今未来が流れてきた。それに頭痛も起きてるから思いたくないけど間違えない。』

無「えっ!?だったら僕の事はいいから、絢蘭が兄さんのところに…」

それだとダメなの。

喰いぎみ被せる。


『そうしたいけど、私達の近くにももう一体いるの!しかもこっちの方が強い。だからここは私が何とかするから、むいは急いで家に行ってゆうと逃げて!私もすぐ追いかけるから!』

無「もう一体化物!!」


そりゃ驚くよ。

私だって冷や汗が止まらないもん。

だけどゆうとむいが助かるにはこの方法しかない。

悔しいけど今の私の力ではこれが限界。


『そう!私がゆうのところに行けばゆうは確実に助けられるけどむいは…。だからお願い!もう誰も失いたくないの!』


もう大切な人を失うのは嫌だ。


『むい!お願い!!』

無「わ、分かった!兄さんは僕が必ず助ける!だから絢蘭も無事に帰って来て!」


むいは決心した表情で前を向き家向かって走り出した。

どうか間に合って!

そう願いながらむいの背中を見送り、私の家族を襲おうとするもう一体の化物の下へ向かう。
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