万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第6章 6章 砕けた硝子の意味
無一郎サイド
僕達が人様のために役に立てる。
僕が強くなれれば、兄さんの負担減るはず。
何より、今まで以上に絢蘭を守ることが出来る!
そうなったら凄く嬉しい。
早速この気持ちが冷めないうちに、兄さんに報告に行った。
無「兄さん!聞いて欲しいことがあるというか聞こえたと思うんだけどさ!」
有「…」
無「凄いね!僕達、絢蘭も剣士の子孫なんだって!しかも一番最初の呼吸っていうのを使う子孫で…」
有「知ったことじゃない。さっさと米を研げよ」
やっぱり兄さんは興味ないみたい。
けど僕は兄さんと絢蘭と一緒に鬼殺隊に入りたいんだ!
無「ねぇ!剣士になろうよ。鬼に苦しめられてる人たちを助けてあげようよ!」
『凄いね!私はともかく、むい達なら多くの人を救える剣士になれるよ。私も一緒に救いたいなぁ』
気づいたら僕の隣に絢蘭が来ていて、僕と同じ様に3人で鬼殺隊の剣士になることを望んでるようだ。
僕としては嬉しい。
兄さんもきっと…
無「僕達ならきっと…」
ドン
兄さんが思い切り凄い音たてながら、まな板の大根を無言で切っていく。
でも凄い威圧感だ。
ドン ドン ドン
コロ
切った大根が下に落ちたけど兄さんはそんな事は気にした様子はなく、何故か怒っているようだ。
有「お前に何ができるっていうんだよ!」
無「!!」ビクッ
突然兄さんが怒鳴りだしてしまった。