万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第6章 6章 砕けた硝子の意味
無一郎サイド(有・無:10歳 絢蘭:8歳)
母さんが倒れ、父さんが大怪我をした日から大分日が過ぎ長月も半ば、過ぎもうじき神無月を向かえる時期になった。
それにしても、あの日は何が起きたのか分からなかったな。
順調に父さんの仕事の手伝いも進み、絢蘭の考えすぎだったんだと油断してまった。
まさか当然大岩が転がって来るなんて。
原因がないのに、なんで転がってきたんだんだろ。
そのせいで僕たちを庇った父さんが今までみたことないほど足から血を流してたし、後から転がってきた岩の下敷きになったから骨も折れていたと思う。
あの時の父さんの苦痛に苦しむ顔が忘れられないんだ。
兄さんと力を合わせて岩をどかし、家まで必死の思いで父さんを運んだ。
実は僕も兄さんも怪我してたけどね。
やっとの思いで家に付き玄関を開けたら驚いた。
倒れてる母さんの姿と焦った表情の絢蘭
絢蘭の夢が現実になったんだと確信した。
最後まで油断しなければ父さんだけでも守れたかもしれないのに。
何もできない自分が悔しい。
でも兄さんの言葉で僕も出きることを全力でやろうと思った。
ただ絢蘭が無理しないかが心配だった。
凄く優しくて家族思いで、誰かのためなら自分を犠牲にするし、無茶しすぎな部分もある
そんな所が好きなんだけど…。
絢蘭の指示でお湯沸かしたり、父さんと母さんを寝室に運んで看病を兄さんと続けた。
しばらくしたら玄関から爆音がしたんだ。
様子を見に行こうとした時父さんと母さんの意識が戻った!!
本当によかった。
他に具合悪い箇所もないみたい。
絢蘭のお陰で、助けることが出来た
父さん達が目を覚ましたことを絢蘭に伝えに兄さんと玄関向かうと、壁のより掛かるように倒れてる絢蘭を見つけて冷や汗が流れた。
近づいて体を揺すったら目を覚ましてくれてほっとした。
でも何か絢蘭の雰囲気が違う要に感じた。
兄さんは気づいていないみたい。
不思議に思いながらも、絢蘭に僕達の怪我を治してもらった。
さすがに疲れたみたいで僕たちは布団に入ることにした。
(絢蘭お疲れ様。頑張ったね。僕も君を守れるように強くなるから)
そう思いながら目を閉じた。