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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ


 
 『えっ??これお洋服なの?それに…むいのと、グスン。全然違うよぉ!ウェーん。こんなのヤダァ!』


絢蘭はこんな恥ずかしい出来の隊服より、無一郎とおそろいではなかった事にショックを受けとうとう泣き出してしまった。

絢蘭の涙にプチっと三本ほど何かが切れる音がした。
前田は決して泣かしてはいけない者を泣かしてしまったのだ。

絢蘭を抱きしめながら背中を表情と声色と違い優しくさするしのぶ。
出来るだけ彼女に聞かれない様上手く腕で耳を隠しながら凍った笑顔のまま言い放った。


し「貴女凝りもせずまだこんな物を作っていたんですか?私や甘露寺さんの様に既に成人しているわけでもない幼い少女にこんな物を?普段ならいや、普段も是非辞めていただきたいのですが、今回はただのお話で済むと思わないで下さいね。絢蘭ちゃんがせっかく笑顔になって、無一郎君とお揃いの隊服をどんなに楽しみにしていたか。それなのに女性の尊厳を無視した様でそれにもかなり怒りが込み上げているんです。ですが、彼女の意思を無視した事に血管が切れそうですよ。御覧なさい。さっきまでとても可愛らしいお顔だったのに、涙を流し目が赤く瞼が晴れてしまってます。どうしてくれるんですか!」


見てみろと言いつつ、がっちり泣き顔をしのぶによって隠されている。
もちろん女性が着る隊服ではない事にも起こっていたが、実の妹の様に可愛がっている絢蘭を泣かせた事に激怒したのだ。


義「胡蝶の言う通りだ。お前は仮にも隠だとしても鬼殺隊員ではないのか!隊服がいかに任務で重要になるか教わらなかったのか?なのにこのようなほぼ肌が見えるようなものを作り堂々と持ってくるとは万死に値する。俺がお前の上司に報告する」

実「お前なァ。前にあんだけ脅したのにまだたりなかったかぁ?よりによって絢蘭の隊服をこんな物持ってきやがって。あげくにこいつを泣かすわ何してくれてんだ!マジで今回は許さねぞォ。逃げ場なんかねぇからなァ!」

小「不死川に胡蝶。こいつの説教に俺も付き合おう。いまだに甘露寺の事を許していないのに、凝りもせず今度は幼い絢蘭にまでこんな痴態をさらすものを持ってくるとは。どうやらまだまだ説教をして欲しい様だからな。」


絢蘭を溺愛する三人+一人が見た事ない剣幕で迫る。


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