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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



静まり替えった室内に悲鳴嶋の低い声が響いた。
さすが鬼殺隊最強と呼ばれる男だ。
お館様の話をすぐ理解し、この兄妹のことを考えた内容だ。
だが俺は絢蘭達が何者でも必ず味方だ。


蜜「悲鳴嶋さんの言うとおりだわ。確かに絢蘭ちゃんや無一郎君の過去を聞いてびっくりしたり、可哀そうとも思う。だけど今の絢蘭は私達にも笑顔を見せてくれるし、無一郎君も覚えてくれる日が長くなったわ。何より二人はとっても頑張り屋さんだもの!強くなろう頑張っている姿を私たちは見てきて、二人ともそれ形として最終選別を合格し私たちの仲間になった。だったら仲間として、先輩として困ったときは助けてあげたいと思うわ。私もこの子達の味方でいたい。伊黒さんもそうおもうでしょ?」

小「ああ。甘露寺の言う通りだな。過去に何か抱えているのは何もこいつらだけではない。それに初めて会った時、絢蘭は俺の見た目に怖がらず寄り添ってくれた。あの時は不思議であったが、その力で俺の過去を見たのだろう。普通は見知らぬ奴に消したい過去に触れられれば嫌悪の対象になる。だが絢蘭は不快どころか暖かく慈愛に満ちた眼差しだった。そして己のほうが辛いはずなのに、心優しい言葉を掛けてくれた。その時に彼女に対して一切の不振はなくなった。今さら過去知ったところで俺の印象は変わらない。それは無一郎に対してもだ。確かに奴も忘れやすく覚えてもらうまで苦労したが、鍛錬に関してそこらの隊士より真面目に取り組んでいた。不死川のしごきにも耐え、俺の助言も素直に吸収し自分のものにしていった。こんなに真摯に頑張っている者今後も支えない理由などない。」


伊黒がここまで味方をするとは。
柱の中でも特に警戒心が高いと思われる。
俺が近づこうとすると警戒され嫌そうにネチネチ嫌味を言われる。
何故だ?
まぁ本人が言うように無一郎の鍛錬によく助言をしているし、絢蘭と話しているは心なしか柔らかい表情をしていたことを思い出した。

煉獄や宇随も三人の話に頷いていた。
そうか。
皆もとより二人の味方であろうとしていた。
確かに二人の鍛錬に時間を見つけては必ず誰かしら来ていたと言う。
絢蘭達も名前を憶えられるぐらいには心を許していた。
少しずつ絆を紡いでいった結果だろう。
皆が同じ気持ちだと知り、俺は嬉しかった。

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