万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第17章 9. 同じ志持つ者達 戦うという事の意味
実「鎹鴉は大抵長く一緒にいると主と似てくんだよ。胡蝶そっくりだわ。俺の鴉は爽籟だァ。あん時の子供だ。挨拶しとけェ。」
爽[ソウカァ…。アントキノ…。元気ソウデヨカッタ。俺ハ爽籟ダ。実弥ノ鎹鴉ダァ。アントキハ速く見ツケテヤレナクテ悪カッタ。デモ実弥達ツイテイルシ、オ前達モ今日カラ立派ナ鬼殺隊員ダ。ギガルニ話カケテクレ。暇ダッタラ遊ボウゼェ。]
少し悲しそうな表情を見せたが、すぐ本来の表情に戻し気軽に話していた。
鴉だが爽籟成りにも思う事があったんだろう。
義「…勘三郎だ。」
勘[オオ……。新人カァ…。コレカラ頑張ルジャゾ。フム…ドコカデ見タ様ナソウジャ無イ様ナ…。ソウジャ…義勇…任務ジャ‥」
義「…今日は任務は無い。」
『カラスさんたちにも人みたいに色んな性格あるんだね。初めまして、えんさんにそうらい君、そしてかんざぶろうさん。狗巻絢蘭です。こっちは時透無一郎です。2人ともすぐ忘れやすいけど、気にせず話しかけてくれるとうれしいです。覚えるまでに時間かかっちゃうと思うけど。』
無一郎も鴉達に一応軽く頭を下げていた。
し「さてまだ入隊前の手続き中でしたね。申し訳ございません。お時間を取らせてしまい。」
か「いいえ。気にしないで下さいませ。絢蘭様と無一郎様が落ち着き笑顔をお見せしていただく方が大切ですし、鴉や鷹といった動物に触れ合う時間もきっと大切だとお館様もおっしゃっていました。それでは続きを始めしょう。」
き「ではあちらから、刀を造る鋼を選んでくださいませ。鬼を滅殺し己の身を守る刀鋼は、御自身で選んでいただきます。」
耀哉の後ろにはいつの間にか、台に様々な大きさの玉鋼がいくつも置いてあった。
し「あの玉鋼という岩の塊りから、私達が帯刀している刀や貴女達がお館様にお借りした日輪刀という特別の刀の元です。そして鬼殺隊員としてずっと使っていく刀です。」
実「だから自分の目で慎重に選んでもいいし、直感でバッととってもいいし。まぁ2人とも慎重に選んでるとこ想像出来ねぇけどなァ。」