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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達 戦うという事の意味



し「そうですね。私から説明しましょう。私達は迎えに来たと同時にお館様に向かう様に言われてここに来たんですよ。まさか冨岡さんが先についてるとは思いませんでしたが。1つはあなた達がまだ2週間も稽古していない状態で私達に無断で最終選別に向かってしまった事です。お館様には報告していたようなのでそこはあまり責めるつもりはありません。ただただ心配でした。」

実「お前らそこらの奴らより強ぇのはよく知っている。だがそれでも勝手にいなくなってすげぇ心配したんだぞ。特に技のことしかほとんど教えてなかったっつうのに、お館様に聞いたら保存食は少しはもっていたらしいが、刀なしに向かおうとしていたと聞いた時は、膝から崩れ落ちそうになったわ。」


3人が心から心配してくれていた事に2人は、初めて罪悪を抱いた。


無「すみませんでした。少しでも早く鬼殺隊に入って皆さんの役に立ちたくて…。絢蘭に少しでも近づきたくて僕が無理を言って最終選別に挑んだんです。」

 『むいは悪くない!私がみんなといっしょに戦いたいって言ったの。それでねぇねたちをおどろかせようと思って…。ごめんなさい。ただ選抜はまじめにやったんだよ。むいと誰も死なさせないってきめて、助けた半分以上はリタイアさせたよ。このていどの鬼にびびってたら、鬼殺隊で持たないって。』

実「鬼殺隊に前向きな事はいい事だァ。それにまだ選別段階で死人を出さねぇ頑張ったことも、そいつ等に鬼殺隊を諦めさせた事も褒めてやる。選別で1匹も斬れねぇ奴が鬼殺隊に入ったってすぐしぬだけだからな。2人ともよく頑張ったな。
だがな、頼むから次から柱の誰かでもいいから一言言ってくれやァ。肝が冷えてしょうがねェ。まぁ大きな怪我無く無事でよかったよ。」


さっきまでピリ付いて事が嘘の様な優しい表情で、絢蘭と無一郎の頭を撫でていた。


し「さて話題を変えましょう。選抜中何か体に変わった所などありましたか?新しく何か力を使えるようになったとか。最終選別は雑魚鬼共の討伐とはいえ7日間ありますから、心身共に追い込まれる子も多いのですよ。2人はそこまでじゃないかもしれないですが、初の戦闘という事もあり何らかの変化があったのではないかと。」

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