万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第16章 8.守るために…
お館様にも認められている子達ですし、柱として有望な人材を育て立派な剣士にすることも勤めでもあります。
なにより可愛い妹達からのお願いですもの。
願いを叶える為に助力しましょう。
し「なるほど。鬼殺隊の剣士になるために、型を覚えて力をつけるために修行したいということですね。」
無『「うん/はい。」』
し「分かりました。2人とも本気の様ですしお稽古しましょう。それでは絢蘭ちゃんには一先ず”花の呼吸”を教えていきましょう。本当は”無限の呼吸”の使い手であるあなたですが、残念ながらその呼吸を教えられる者が誰もいないですから。本来なら私が使用している”蟲の呼吸”を教えてあげたかったですが、この呼吸は私の力がないため鬼の頸が斬れない私が生み出した呼吸なのです。鬼に有効な藤の花の毒調合して、仕留めるので私しか現状使えない呼吸なんですよ。花の呼吸なら私の姉もつかっていましたし、私も教えられます。無一郎君はどうしましょうね?君には違う型がいいと思うんですけど…。多くの剣士が使っている水の呼吸でもいいと思うんですが、そうすると冨岡さんにおねがいしないといけないんですが。彼が教える事に長けているとは思えないんですよね…。」
ほんとは絢蘭ちゃんは基本の呼吸より遥かに強い呼吸の使い手。
御館様が調べて下さっていますが、まだ何も分かっていないというのが現状です。
しかし本人達のやる気を無視したくはありませんし、絢蘭ちゃんには私が教えられる呼吸の型を一先ず習得してもらいましょう。
無一郎君には基本とも呼ばれる水の呼吸がいいと思ったのですが、冨岡さんが誰かに教えている所が想像できません。
ましてや無一郎君は絢蘭ちゃんより記憶喪失がひどいです。
その2人だけでお稽古は…。
無理ですね。
どうしましょうか?
実「胡蝶いるかァ?」
ノックが聞こえたと思ったら珍しい方がいらっしゃったみたいですね。
し「こんにちは。不死川さんが自ら蝶屋敷にいらっしゃるなんて。」
実「別にいいだろうがァ。傷薬の軟膏が終わったから貰いに来ただけだァ。っつうか邪魔なら出直すぞ?」
し「すぐに傷を作るくせに中々いらしてくれない上に、お薬も終わっても柱合会議でしか取りに来てくれないのに。この子たちが来てから意識が変わったのかしら?そうだ!今お時間ありますか?」