万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第15章 7.運命の出会いの始まり…
そんな彼女が、俺と同じ様におにぎりの具で話掛けてきた。
普段俺の語彙を理解してくれるパンダや真紀には彼女が話している内容はわからない様だった。
俺にだけ伝わるように絢蘭は
”2人だけで話したい”
と言ってくれた。
どんな内容かは分からないけど、俺ももっと絢蘭と話たかった、絢蘭の事をもっと知りたかったから嬉しかった。
それで自販機近くのベンチで彼女を待っているところだ。
『とげ…じゃなくていぬまき先パイ。あの…お待たせしてごめんなさいです。』
棘「おかか いくら。(全然待ってないから大丈夫だよ。それに棘でいいよ。絢蘭。)」
『あ、ありがとう。えっと…とげ君。それでね、とげ君のじゅごんなんだけど、わたしはなぜかのろわれないんだ。だからわたしと2人きり…ならふつうの会話ができるの…。』
と、棘君⁉
狗巻じゃなくていいって意味だったけど、まぁいいか。
絢蘭になら何て呼ばれても構わないし。
それより俺の呪言が効かない!?
五条先生でさえ少しは効くのに。
絢蘭が噓を言ってないと思うけど、もしもの事があったら困る。
彼女をきずつけたくないし、どうしようか。
棘「こ、こんぶ…。(でも、いきなりは…。)」
『大丈夫だよ。さとるのこうげきだってふせげるし…。それにわたしさとると同じ特級?みたいだよ。』
五条先生の攻撃を防げる⁉
いやいや鍛錬付けてもらう時ですら、勝つどころか一撃もまだ入れられないのに。
攻撃っていう事は先生と術式で訓練してるの?
そういえば絢蘭は、先生と同じ術式を使うんだっけ?
しかも恵と学長の術式も使えるようになったていうチート少女だったな。
さらに彼女の”瞳”があればそれも可能だよな。
それを証明するように絢蘭が見せてくれた学生証(仮)にはしかっりと”特級”と書かれていた。
まだ12歳の子が3人目の特級とは驚きが隠せない。
『じゃあわたしに向かって”飛べ”って言ってみて下さい。もちろんじゅつしきは使わないよ。ないはずだけどもしはね返ってとげ君がけがしちゃったら、わたしがはんてんじゅつ式ですぐ直すからね。あとだれも来ないと思うけどねんのために”遮音結界”もはっておくね。じゅつしきやわたしたちもかくしてくれるけっかいでもあるから安心してね。』