• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第15章 7.運命の出会いの始まり…



夜「呪いを学び呪いを祓う術を身に付け、その先に何を求める。」

無「何ってそんなのないよ。僕は絢蘭を守りたいだけ。」

夜「何故?」


むいのめんせつがはじまったと思ったら、さっきからなぜ?なぜ?ばっかり!


夜「君だって馬鹿でなければ分かっているはずだ。きみより妹の方が強い。天と地の差がある。それなのに守る?逆に守られ妹の負担が増えるだけではないのか?」

無「そんな事は言われなくたって分かっている。ただ大事な妹をこんな危ない世界に一人巻き込ませるわけないだろ!」


そんなことない!ってさけびそうになった。
だけどさとるに目で合図されて、口に出そうだったのをなんとかおさえこんだ。
ただ、むいしきにお人形たちにじゅりょくを大量に送りこんでいたみたい…。
なんかすごいの出来た…。

夜「今まで強い妹に守られていたのに急に1人になるのが怖かった違うか。」シュッ


学長先生の近く人形が、むいめがけて飛んで行った。
わたしのところに飛んできたお人形たちと明らかにちがう。
かくしているようだけど、ほんの少しさついがかんじとれる。
それをかんちしたしゅんかんに、作ったお人形たちにあらたな力組みこんでいた。


無「‼危ないな。なに?襲ってくるの?」


むいにあのていどのこうげきが当たるわけないじゃん!
わたしの目の力がなかったらむいの方がはんしゃそくどが速いんだから!


夜「窮地にこそ人間の本音は出るものだ。納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ。」

無「僕の事は何とでもいえばいいさ。半日も経てば忘れるから。でもね。妹を、人形絢蘭を馬鹿にするのは例え誰であろうと許さない。」


いつまであのお人形でむいにこうげきするの?
もうこわそうかな…かわいそうだけど。
でもさとると目が合って”がまんして”って言われちゃった。
わたしもおちつかなきゃ。
今はがまん。
けどむいがこんなにおっこってるとこ初めて見た。
しかもわたしのために…。
むいの言葉がわたしを少しおちつかせてくれた。
ありがとうむい。


夜「死に際の心の有様を創造するのは難しい。だが、これだけは断言できる。呪術師に悔いのない死などない。今のままだと大事な妹を呪うことになるかもしれんぞ。今一度問う。君は何しに呪術高専に来た。」

さっきから同じ事ばっかりでうるさいなこのおじさん…。
/ 462ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp