万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第14章 6.新しい友達
悟サイド
せっかく絢蘭と無一郎の初の実戦訓練がようやく終わろうとしてたのに。
なんだよ!
今まで僕でも分からなった特級の呪霊の気配が急に現れるなんてさぁ。
しかもめんどくさい事に、特級の中でも上位に位置する奴だ。
まぁ僕や絢蘭にとっては問題なく祓えるんだけどね。
だがそれは1人の時の場合だ。
もう1人ぐらいである程度術式を使える奴なら傍において守ることが出来る。
でも今回は2人。
恵は呪術師だけどさっきの討伐で呪力も精神力も空っぽ状態。
体力がギリギリあるけど、一般人と同じレベルになっている。
無一郎も呪力は溢れるほどあるが、今日初めて呪霊討伐をした素人同然。
知能を付けた呪霊ほどずる賢いんだよね。
無力な一般人や彼らの様な者から狙ってくるんだよ。
どんな術式を使うかまだ分からないけど、恵達が狙われる。
まぁ僕らがそんな事させないけど、戦闘が無駄に長引くな。
特級の様な呪霊は呪力が強いから雑魚の呪霊を引き寄せる。
そんな事になったらもっと面倒だ。
さてどうしたものか…。
そういえば絢蘭は張れたはずだな。
よし。
悟「絢蘭!後は雑魚の処理って言ったけど、撤回ね。君も気づいているだろうけど、結構やばいのがこっちにくるよ。相手は特級中の特級。恐らく未登録の特級。今まで気配を隠していたのか、どこぞの呪詛師が放り込んだかわからないけど。今までの特級とレベルが違いすぎるから絢蘭でも一応気を引き締めてね。君は恵と無一郎を守ることに専念して。奴は僕が祓うから。」
『わかった。こっちは任せて。』
やぱっり討伐になると人が変わったようになるな絢蘭は。
まぁおかげで僕が指示出す前から同じ事を考えていたみたいで、すぐに少し離れた所ヘ2人を連れて行った。
ん?待てよ?
『姫に仕えし神々の抱擁をこの者達に与えたまえ ”姫君の温もり”』
聞いた事ない呪文が聞こえてきた。
そして僕でさえ見た事ない結界を絢蘭が張っていた。