万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第14章 6.新しい友達
それにしてもめずらしい。
さとるがめぐみをほめてるよ。
いつもいやがらせや、いたずらにツッコミ入れてばっかだったと思うような…。
でも今のめぐみからはギリギリの相手ぽかったしね。
その相手にむきずで勝ったんだもん。
ほめてとうぜんだよね。
悟「さぁ後は雑魚の処理だけだ。絢蘭ちゃん、もう充分君の今の力を理解出来たし、ちゃんと制御できてる事が分かったよ。よく頑張ったね。」
さとるちゃんと私のことも見ていてくれたんだ!
私もめぐみみたいに強くなったかな?
式神は技のバリエーションがふえたけど。
悟「そりゃもう!元々僕の次に強さだったのに、僕と同等かそれ以上まで強くなってるよ。もし敵だったら大変。」
やった!
強くなったってほめられたよ。
でも私の事をてきだったら大変ってどういう事?
私何もわるい事してないし、多分今までだってしてないのに!
記憶ないからわかんないけどね。
でもちょっとムカついたからすねてやった。
悟「ごめんごめん。そんな怒らないで。僕が本気出さなきゃいけない程強いっていう意味だからね。僕はずーっと何があってもお姫様の味方ですから。ほら、せっかくの可愛いほっぺがな伸びちゃうよ。」
いつものひょうじょうに戻ったさとるにいつの間にか抱っこされてたよ。
さとるおおきいから、抱っことかかたぐるま大好き。
でも自分で言うのもあれだけど、こんなに強い私がみんなの近くにいて大丈夫かな?
私だけがねらわれるならいいけど、だれかを巻き込むのはいや。
それでもさとるは味方だと言ってくれる。
信じていいのかな?
『ほんとに?ずーっと味方だよ?やくそくだからね?』
悟「もちろん約束するよ。命に掛けても。』
恵「命にって…。」
命をかけるっておおげさだけど、やくそくしてくれた。
さとるの目はうそをいってなかったし、うれしかった。
後ろで見ていためぐみもさとるにあきれながら、うなずいてくれた。
むいは私の手をにぎって安心させてくれた。
『うふふ。わかった!わたしもやくそくするね。』
みんなが味方でいてくれるなら、もちろん私もみんなのみかたでいる。
そのためにももっとみんなを守れるように強くならなくちゃ。