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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活


しのぶサイド

絢蘭ちゃん達を無事保護し、お館様のお屋敷で無一郎君の治療も無事に一段落しました。
まぁ治療より不死川さんへの説明で、一悶着あったのでそちらの方がつかれましたが、絢蘭ちゃんが治めてくれて何とか落ち着きました。
今はお館様と五条さん達とで、彼女たちの今後について話していらっしゃると思われます。
私としてはこのまま、お館様のお屋敷で保護してもらいたいと思っています。
気になる点が何点かありますし…。

1つは絢蘭ちゃんの話し方です。
会った時は年相応の話し方をしていました。
ですが、お館様と家族になるという話をした後、深い眠りについてしまい3日間、目が覚めなかったのです。
どこも異常がないのに目覚めませんから焦りましたが、有一郎君が現れて現状を教えてくれました。
有一郎君の話では、目の前で最愛の兄を亡くした事や、鬼舞辻を含めた複数の鬼に対する恐怖から精神的大きな傷を負ってしまったとの事。
鬼に対してというより、絢蘭ちゃんの能力を使っても有一郎君を救えなかったことの方が大きなショックになったのでしょう。
彼の話によると、家族が平和に過ごしていた7歳前まで心の成長を戻し、それ以上進まないように止めてしまったとの事。
普通このような場合その時点で、心に蓋をしてしまい感情をなくすということがおおいのですが。

実際に私の継子が幼いころにおそらく酷い虐待をうけたのでしょう。
私の姉が保護したときは、何も話さないどころか意思表示もできないほどでしたから。
今は私や蝶屋敷の子達とは意思疎通が出来るようにまでは回復しましたが。

話がそれましたね。
この子の様になるのが一般的に対し、絢蘭ちゃんは年齢を遡らせているというのが異常なのです。
彼女の能力のせいなのでしょうが、どうしたらいいのか完全に彼女次第ということなんでしょうか。

2つ目は無一郎君もそうらしいのですが、記憶障害があることです。
無一郎君は目が覚めてから診察しないと分からないのですが、絢蘭ちゃん確かだ判明しました。
最初は、洞窟での監禁という極限状態のせいで、一時的に記憶を無くしているかと思いました。
しかし、先程の有一郎君の話から記憶を無くしてしまい、無一郎君と有一郎君の存在だけが記憶に残っている様です。
自身の記憶はほとんどなく。
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