万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第13章 5.新しい家族と生活
あれから4日が過ぎた。
私は最初こそきんちょうしてたけど、お父さんやあまねさん達が本当の家族みたいに迎えてくれて嬉しかったな。
お父さんの子供達ともだんだんうちとけて、沢山遊んでるよ。
もう新しい場所になれちゃったみたい。
それにねぇねは毎日来てくれたし、さねみお兄さんも会いに来てくれた。
もちろんさとるも来てくれたんだけど、来る旅にいっぱいお土産を持ってきてくれて、嬉しかったけどちょっとこまったのはナイショね。
むいもようやく目を覚ましたけど、まだ立ち上がれるほどまでは回復していない。
心配だけど、あのどうくつにいた頃に比べれば顔色もいいし、ちょっと安心。
むいが起きるまで、頑張って話続けたんだ。
その日にあったことや、ここはいい人がいっぱいいるって。
毎回お父さんも付き合ってくれて、何か話かけてくれてたよ。
本当にあそこから助けてもらえてよかった。
私のふしぎな力は病気やケガは治せても、体力や心を元気にしてあげたり、おなかいっぱいにしてあげられなかったから。
むいまで…って考えただけで泣きそうになるよ。
今日はねぇねが普段いるところで、けんさって言うのをやるみたい。
ちょっと怖いけどねぇねがずっとそばにいてくれるから大丈夫!
ねぇねと手をつないで歩いていると、ちょうちょがいっぱいいるおうちに着いた。
し「さぁ着きましたよ。ここが私が住み鬼殺隊の隊士のケガや病気を治療する蝶屋敷ですよ。」
『お花もいっぱいさいてるね。きさつたい?って?』
し「フフ。そうですねぇ。鬼殺隊とは、鬼という人間を襲う悪い化物を退治する隊士達の事を言います。今日は初日ですし、隊士達が少ない時間帯なので、緊張しなくても大丈夫ですよ。」
『おに?おそう?ばけもの?』
きのう何かおしえてもらったのかな?
全然おぼえてないよ!
今も聞いた事ない言葉ばっか…。
どうしよう?
この”蝶屋敷”は、たいしって呼ばれる人たちのケガとかを治す場所なんだ。
むいの事もちりょうしてくれたし、ねぇねはすごい人なんだぁ。
おにって、ねぇねのお姉ちゃんを殺したやつの事だよね。
せんすを持って、にじ色の目で雪や氷で攻撃する。
絶対ゆるせない!
私が倒してあげる。
そういうおにをたいじしてる人達の事だよね。
でも人がいっぱいるのは、こわいな…。
思わずねぇねのそでをぎゅってつかんじゃった。