万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第12章 4.交渉
沈黙を破ったのは、悟だった。
悟「じゃぁこうするのはどうかな?基本的に2人には、ここで過ごしてもらう。但し週2日。日中は高専で過ごしてもらう。もちろんまだ入学はさせないよ。体術の訓練や一般教養を学ばせるために。もちろん教え子たちと接触してコミュニケーションをとる練習もね。そしてもし、というかあの2人だったら絶対だと思うけど、鬼殺隊に入って2週間ぐらいかな?そしたらうちにも入学してもらい本格的に、呪術師としても動いてもらう。もちろん絢蘭を一人で任務に行かせないと約束する。先に2人を見つけてくれたのはそちらだし、お館様を信じるよ。どうかな?
上の連中や絢蘭を狙う連中うからは、僕が全力で守ると誓う。絢蘭の力は、今の呪術会とって貴重なものだからね。あ!あと僕や七海がこっちに来るのは許してほしいかな。」
耀「そうだね。確かに君の言うことは一理ある。ずっと守ってあげたいけど、私自身にはそんな力は残念ながらないからね。ただ、本当親として守る。記憶をなくし、心に蓋をしてしまったあの子達には、家族の愛情が必要だからね。あくまでも本人の意思を最優先にするけど、私たちだけが、あの子の力独占してはならいない。君の案を採用しよう。それに、君ならあの子たちをいい方へ導いてくれると信じるよ。」
”それに絢蘭は君に良く懐いているから、離ればれにした可哀そうだ”とにこやかに微笑む耀哉だった。
だが、まだ悟を信用出来ない実弥は不安げだ。
それもそうだ。
よく分からない術を使うふざけた野郎。
その印象しかないのだから。
それに彼女達兄弟を真っ先に救出にいったが、2人の兄の有一郎を救う事が出来なかった。
さらに、人間の手によって2人は攫われ、一年以上不衛生な環境で監禁されていたのだ。
生きていてくれた事だけが唯一のすくいであった。
だから今度こそは何があっても守ると強い意志を秘めているのだ。
実「お館様。失礼を承知で申し上げます。本当にこの者達を信用して宜しいのですか?やはり俺たちが守ることが鮮明かと。」