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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第12章 4.交渉



悟「でも僕ぐらいになる見えすぎちゃって目と脳がめっちゃ疲れるんだよ。それを緩和するために今はサングラス掛けているんだけど、僕は普段術式を使う時以外は目隠ししているよ。僕の目は六眼って言って初見の術式でもどのような能力か分かり、精密な呪力操作を出来るんだ。だから常に呪力の流れ感じられるから目隠ししても何にも問題ないんだよ。建物とかは呪力は流れていないからね。でももっとすごいのが絢蘭ってわけ。お館様知っていると思うけど、狗巻凛は最強の呪術師として語られている存在。そんな彼女の生まれ変わりがあの子ってわけ。間違いなくね。」


とてつもない事当たり前のように話す悟に実弥が困惑し始めた。
能力が凄い事もだが、何をいっているのかが理解できない。
それに対し耀哉は少しは知っていたようで、ゆっくりと頷くだけであった。


悟「あ、呪力っていうのは、人間の負のエネルギーのことをいうんだ。誰もが持っている怒り・憎しみ・恨み・嫉み・悲しみ・苦しみ。この感情をエネルギーに変換したもの呪力と呼んでいる。呪力は大抵の人間がもっているんだ。お館様もお兄さんもね。だけど術式は生まれながら体に刻まれていないと使えないんだ。術式ってのは、呪力を使って様々な能力を発動させる能力のことで、使い方次第で格上の呪霊をたおせる技みたいなものかな。術式は十人十色。まぁ家系で代々同じ術式を受け継ぐ人もいるしね。そして今までは後から術式を身に付けることは不可能だった。そう絢蘭を除いて…。さて素晴らしい技を見せてもらったお礼として僕の力も少し見てもらおうかな。本当は見てカッコイイのがいいんだけど綺麗な庭を荒らす訳にはいけないからね。地味だけどすごいの見せちゃおう!」


悟は立ち上がり実弥の前に向かい、手をかざした。


悟「お兄さん僕の手触れる?」

実「はァ?馬鹿にしてんのかてめェ」

悟「そんな怒らないでよ。触ってみてみてよ。そしたら僕の術式の凄さ分かるからさ?ね?」


手を振りながらむかつく笑顔で迫る悟に対して、お館様の手前、拒否する選択肢はない。
仕方なく実弥は手を重ねようとした。
が…。

実「⁉どういうことだァ?なんで触れねェんだァ?」


後数ミリがどうして届かない。
何とか触れようと必死な実弥に対し、してやたった張りの顔の悟。
そんな先輩の姿を見てまた溜息吐く七海であった。
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