万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光
何より鬼舞辻無惨が現れ接触していたことです。
部下に当たる下弦の参を殺し、絢蘭ちゃんにまた会いに来ると言ったことです。
恐らく鬼舞辻が現れたことは当時現場にいた不死川さんもご存じでしょう。
何を目的に現れたか不明ですが一刻も速く本部に連れて行かなくてはなりませんね。
し「有一君。辛かったのに話してくれてありがとう。2人は鬼殺隊が必ず守ります。ですのでもう戻っても大丈夫ですよ。」
有「…分かった。2人をよろしくお願いします。」
そう言い残すと、絢蘭ちゃんの中に戻っていきました。
これからは彼女の中で見守ってくのでしょうか。
兄弟思うの素敵なお兄さんでした。
有一君が戻った途端、絢蘭ちゃんが目覚めました。
『ん…ゆう…?』
し「絢蘭ちゃん大丈夫ですか?一先ず貴方もこれを飲んでください。少しは気分がよくなりますから。」
無一郎君に飲ませた物と同じものを彼女に渡すと躊躇いもなく飲んでくれました。
よかったです。
そして彼女達に巻かれていた鎖を切り捨てました。
無一郎君はまだ眠っているので冨岡さんに巻かせてと。
し「絢蘭ちゃん。貴方達に謝らせてください。大切なお兄さんを助けることが出来なかった事、一年の間こんなところで苦しい思いをさせてしまった事の申し訳ありません。幼いながら鬼と戦った事も聞きました。どんなに怖かったことでしょう。これからは、産屋敷家と我々鬼殺隊が貴方達を必ず守ります。どうか信じて着いてきてくれますか?」
痩せ細った手を優しく握りしめながら。
彼女は私が話している間ずっと私の目を見つめていました。
『ゆう…兄が話しているの聞いてたよ。私達はお互いを通して話を聞くことも出来るの。すぐ忘れちゃうけど。…ありがとう。そしてごめんなさい。せっかく助けに来てくれたのに酷いことを言って。お姉さんも鬼?に大切な家族を奪われたんだね。そっちのお兄さんも。なのに私達だけみたいな言い方をして。お願いしますここから連れ出して!』
まさか彼女に私の過去を見る力があったことに驚きましたが、目に輝きが戻ってよかったです。
し「勿論です。さてと…」
出発の準備をしていると、突然
?「ちょっと待ってくれるかい?お姉さん達。」
気配もなく2人の怪しい男性が現れたのです。