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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味



実「申し訳ございません。」

更に深く頭を下げる。

今回の結果は、完全に俺が判断を誤ったせいだ。

鬼舞辻や下弦ノ鬼どもに意識をもって行き過ぎたせいで起きたことだ。

思わず拳を強く握りしめる。


御「ありがとう実美。やはり鬼舞辻が現れたのだね。鴉から聞くに想像以上に悲惨な現場だったようだね。緊張が張り付めた中、人々や後輩達を守りながら任務にあったってくれたこと改めて感謝する。子供達が村の人間拐われてしまった事は、決して実美のせいではないから、どうかあまり自分を責めないで欲しい。」


御館様の優しいお言葉に気が緩みそうになってしまう。


実「いえ。俺はあくまでも鬼殺隊の柱としての責務を全うしたまでです。お気遣い有り難く思いますが、任務前に御館様様から少女が村の人々から疎まれてると聞いて降りながら、警戒をしなかった俺が判断を誤った結果です。連れ去った村人にもですが、俺自身が、一番許せない。これからも捜索を続けようと思っています。勿論任務や警備を疎かにはしません。」


これが今の俺に出来る最低限の罪滅ぼしだ。


御「実弥の性格は分かっているつもりだよ。そう言うということも。勿論私の方でも探すから、あまり無理の無いようにね。まだ体は万全じゃないようだから、二日は任務入れていないよ。しっかり体を休めて欲しい。くれぐれも無茶はいけないよ実弥。」

実「ご配慮有り難く存じ上げます。必ず見つけ出します!」


そう力強く宣言すると、御館様は優しい笑みで頷いてくださった。




それから二日間療養をしてから、毎晩とは行かないが時間を作って拐われた子供達を探している。

自分の睡眠を削って探していたため、あるの時の柱合会議でくっきりついた隈が柱達の注目の的になり、胡蝶や悲鳴嶼さんからは小言を言われ、御館様にもやんわり注意されてしまった。

自分の中で焦りが日に日に日に増していた。

もう半年近く建つのに目撃者すら見つからねぇ。

クソが!

俺自身への怒りを抑えながら、今日も探しに走る。

























































それから更に半年後。

つまりあの日から約一年が経とうとした時

双子の弟である無一郎と絢蘭が見つかった。













~プロローグ~Fin
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