第8章 * 愛おしい君
騎乗位も柔らかな体を抱きしめられていいけど、自由に動けない。オレは一度抜くと、結を立たせ、壁に押しつけながら柔らかな太ももを持ち上げる。
すると、蜜を垂らし、まだヒクヒクと震えるそこが丸見えになった。
「カカシ、ヤダ。恥ずかし、から……」
視線に気づいて結が足を下ろそうとするのを押さえつけると、オレはまたその温かなぬかるみにズン、と奥まで突き入れた。
「あぁぁっ!!」
急な刺激に結の中がギュンっと締まり、結がまた軽くイク。ヒクヒクと痙攣する中に何度も出し入れすると、搾り取るように中が蠢くのが堪らない。
「あ、カカシぃ、やぁ、ま、待って、あぁんっ!!」
グチュ、グチュと結合部からはお湯と混ざった結の愛液が、突くたびに溢れて二人の太ももを濡らしていく。
「はぁ、っ……結、愛してる……」
イッたばかりで辛いのは分かっていても、もう止められなくて、本能のままに奥深くに何度も何度も自分の欲望を叩きつけた。
「あ、や、ぁ、また、きちゃう、きちゃ、う、や、あ、ああぁん……!!」
結が今までにない大きな声をあげて盛大にイク。
その締め付けに耐えきれなくて、オレは結の中から引き抜くと、結の白い腹目がけて白濁を吐き出した。
事後の気だるい体をベッドに横たえながら、隣で眠る結の幼さの残る寝顔を眺める。あの後意識がトンでしまった結を見て、しまったと思うがそれはもうあとの祭りで……。
明日、怒るかな……
無理させて、ゴメンね
ぷんぷん怒る結が容易に想像できて、思わず口角が上がる。
怒っても可愛いんだよね。
こんなに満たされ、穏やかな気持ちになれた夜は初めてだった。
結、オレなんかのところに来てくれて、ありがとう。
まだ少し濡れている前髪を払っておでこにキスをすると、温かな結の体を抱きしめて、オレも目を閉じ眠りについた。