第15章 君が生まれた日※
ハァハァ…と肩を震わせて絶頂の余韻に浸っているほの花。
いつもならば意地悪心が出てしまってそのまま愛撫を続けてやるが、さっき酷いことをしてしまったので、落ち着くまで待っている。
「…ほの花?大丈夫か。」
「は、はい…。もう既に頭がふわふわします…。」
そりゃあそうだ。
これは二回目。
ほの花の脳内的にはやり直しということで一回目かもしれないが、体的には普通に二回目だ。
先ほどの負債が体に残った状態で迎える絶頂はひどく怠いようでくたっとしているほの花が何だか可哀想になってきた。
「一旦、寝るか?体ツラいだろ?」
やり直しはしたいが、ほの花の体も気になる。全快したとは言え、病み上がりには変わりなくて、一週間以上ぶりの情交だった。
それなのに首を勢いよく振ると艶っぽい雰囲気のまま俺を見上げるほの花にまた熱が灯る。
「嫌です…、シてほしい、です。最後までシてください。寝ちゃったらちゃんと起こしてくださいね。」
「…そんなこと言っても既に虫の息じゃねぇか。」
「宇髄さんが、欲しいんです…。くれないなら自分でもらいますからいいです…!」
そう言うと急に起き上がり、俺の足に跨ってきたほの花。
驚いて後ろ手で床に手をつくが、フラフラしてるのに俺の体で自分の体を支えながら天高く聳え立つ男根を掴むとあろうことか自ら秘所にあてがい腰を下ろしてきた。
「ちょ、お、おい…っ、ほの花、無理すんなって…。」
「ふぅ、んんっ…ひ、ぁん、くっ…」
顔を歪めながら降ろした腰は半分程度で止まってしまう。涙目で俺を見つめるほの花の頭を撫でてやった。
「…ばぁか。いきなり突っ込むやつがいるかよ。一旦抜け。ちゃんとシてやるから。」
「や、だ…、このまま、シます…!」
痩せ我慢をしてそのまま腰を落とそうとするがなかなか入っていかない男根に助けを求めるようにこちらを見るほの花。
(…ったく、仕方ねぇ奴だな。)
俺はほの花の腰を持つと蜜芽を摘んで優しく解してやる。
体が固まっちまっていると入るもんも入んねぇ。
快感に身を捩り始めたほの花の体が弛緩したので下から腰を打ち付けてやった。