第49章 【番外編】色褪せない想い【現パロ】※
ほの花とのセックスは久しぶりではない。
つい最近シてしまったから。
それなのに心が通じ合ってシたのは初めてのこと。
思い出すのは100年前、ほの花と愛し合っていた頃の記憶。
オレの下で霰もない姿で善がり、煽情的な表情を浮かべて、甘美な嬌声が響いていく。
蜜壷はトロトロに溢れ出し、頻繁に潮を撒き散らすほど感度が良いほの花。
処女をもらってからずっとずっとオレしかほの花を抱いたことはないし、オレだけの肉棒を咥え込んできたと言うのに、現世で他の男に先越されるとは思わなかった。
それ自体はド派手に腹が立つし、虫唾が走る思いだが、意外にもほの花に変な癖はついていない。
「ああっ!て、んげ、ん…!っ、あっ!!やぁ!」
ゴリッと音がなりそうなほどに最奥に打ちつけてやれば痛がることもなく、形状記憶されていたかのようにオレの肉棒の形が埋まる。
蜜路は拒絶されてるかのように狭苦しかったと言うのに一度膣奥に入ってしまえばそこはオレのテリトリーだと言わんばかりにピッタリとハマる。
100年の時を経てもまだ尚、ほの花はオレを待っていてくれたのではないかと錯覚してしまうほど。
こんなにオレ仕様の秘所を持っていたのだ。
ほの花にはつらい思いをさせたかもしれないが、元彼がほの花の体に満足できずに浮気するのも肯ける。
この体はオレのために作られたオレだけのものだからだ。
(…味見、っつー割には貸出しすぎたけどな…?)
だが、もう心配はない。
持ち主が再びほの花の元に現れたのだから。
いつだったか前世でオレはこう思った。
──オレ以外では満足できない体になっちまえばいいのに、と。
出遅れはしたが、ほの花の体を知り尽くしていて、ほの花を生涯大切にできるのはオレしかいない。
それは100年前から決まっていたことだ。
「ほの花…っ、愛してる…!此処は…もう、オレ以外の男のモノ、挿れんじゃねぇぞ…?」
オレはガツガツと腰を打ちつけて、ラストスパートをかけるためにほの花の足を抱えた。