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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第49章 【番外編】色褪せない想い【現パロ】※





「ああッ!!…ん、やぁぁああっ!!」


全身に電流が走ったように仰反ると私の頭は真っ白になった。

自分の感情と見上げた先にある何の変哲もない天井が妙に乖離していて、現実なのか夢なのかわからなくなる。


でも、意識はすぐに引き戻された。


「っあああ!!や、ぁっ!んっ!て、ん!げん!…!いま、い、イッ、た、とこ…!」



天元が蜜芽を擦る動きがまだ終わりを告げていなかったからだ。
そこを強く擦られると気持ち良くなってしまうのは昔からだけど、やはり暁とのセックスとは全然違う。


彼の指の動きに合わせるように簡単に意識が持っていかれそうになるのを見ると、私は100年前と変わらず天元仕様の体になっていたのだろう。



「っ、ちょ…、とまっ、て…!!」


「待つ理由なんてねぇだろ?気持ちいいくせに。」


「だ、って…!!」


「心配いらねぇよ…?意識ぶっ飛んでもすぐに起こしてまた飛ばしてやるから。」



彼越しに見えるのは何の変哲もない天井のはずなのにその後ろに鬼が見えた気がした。
甘いセックスの筈なのに何故こんな風に感じるのだろうか。


「…苛ついてんの。この前よりもずっと、な。」


「え、っ、ああっ!!」



繰り出される言葉をちゃんと受け取りたくても天元の指は止まらない。
私の蜜芽を容赦なく攻め立ててくるので、体が震えて脳も行ったり来たりを繰り返している、、



「アイツにこの体が見られたかと思うと…死ぬほど苛ついて仕方ねぇや。」


「…それ、は…ご、め…!ん、あっ!!」


「お前に、怒ってるわけじゃねぇよ。ただどうしようもない感情に振り回されてるんだよ。ずっと…お前はオレだけの…ものだったから。」



悲しそうに笑う彼に申し訳なさに苛まれるけど、それはどうしようもない。彼もどうしようもないことだからこんなに悔しそうなのだろう。


だったら彼のその苛つきを受け止めることもわたしの務めかもしれない。


私は前世でも今世でも彼にずっと守られていたのだから。



「…そうだよ…?天元の、だよ…?これからは…ずっと…!だから、離さないで、ね?」


迫り来る快楽に成す術もなく、再び私の体は震え始めた。
だけど、それは愉悦の極み。


私は100年前からとうにあなたに堕ちている。



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