第47章 【番外編】貴方とならばどこへでも※

──ぐちゅ、しゅぼ、ぬちゅ


「んんっ！ひ、っ…や、だ、やめ、…！」


天元の指の動きは止まらない。蜜芽の上を往復させているだけだと言うのに蜜壺から溢れ出した愛液が天元の指にまとわりついていくのがわかる。


ほんの少し指を立てて、抽送させる度に蜜壺に入ってくるのはわざとやっているに違いない。
ニヤニヤとこちらを見下ろす彼の瞳がそう言っている。


「…っ、ぁあっ…！も、む、り…！」


「何が無理なんだよ。」


「へ、へん、なっちゃ…！」


「ああ、ド派手に気をやりそうなのか。いいぜ？クソ可愛く喘いで果ててみろよ。俺が此処で見ててやるよ。」


喘ぐことなんて本当はできやしない。
此処で喘げば外の人に丸聞こえだ。

慌てて口を手で覆ったのはもう気をやる寸前だったから。
止めたくても止まらない。


天元の指がぐずぐずの蜜芽を問答無用に擦り付けられて、どんどんと膨れ上がっていく情欲。
駄目推しに乳首をペロリと舐められれば壁に背中を押し当てながらビクビクっと果てて締まった。



「──っ！！ふ、あ…！！」


「……何だよ？地味に果てやがって…。」


いや、この状況でド派手に気をやることなどできやしない。どれほど私が気を遣っていると思っているのだ。

天元が思っているよりは地味だったかもしれないが、欲を抑え込んで果てた私は思ってる以上の疲労感。


唇を噛み締めてジト目で見上げてみてもギラギラとした獣のような天元の瞳には私の懇願する姿は映らない。


手首を重ねて、壁に押し付けると足を割り入れられた。

果てたことで肩で息をしている私の体を支えてくれてはいるけど、這わされた指は再び秘所に伸ばされてくちゅりと音を立てて蜜壺の中に挿れられた。


「…ん…、、て、天元…？ちょっ、と待って？」


「待たねぇよ。俺のことしか考えんな。」


「え…！ちょ、もう、天元のことしか…！っ、ああっ！！！や、ぁあああっ！！」


私の制止なんて聞く耳を持ってくれずに天元の指が蜜壺に入ってきたかと思うと、そのままぐちゅぐちゅと音を立て蜜芽までもを刺激される。


果てたばかりの私がそんなことをされてしまえば、どうなるかなんて分かりきっている。


腕を掴まれているため抵抗もできず、そのまま私の秘所から透明な液体が飛び散るのが見えた。