第39章 陽だまりの先へ(終)※
もっと激しくしてもいいと言うほの花の発言に俺の理性はブチっと音を立てて切れた。
押し倒していたほの花の体を抱き起こすと己の上に座らせてガツガツと腰を打ち付ける。
上に乗ればより深く俺の肉棒が奥に当たり、悶絶しているのはいつものこと。
「ふぁ、あああああっ!やぁあっ、お、、お、くがぁ!」
「当たっ、るだろ…?気持ちいい、か…?」
「く、るし、…っ!お、っ、き…!」
「ハハッ…そりゃ、大根、だもんなぁ?」
身悶えるほの花を揶揄しながらも己の腰を更に激しく打ち付ける。ばちゅんと恥部が打ち付け合う音が卑猥だが、ほの花の愛液が糸を引いているのが、お互いの繋がりを感じた。
俺の首に回してくれている腕は体勢が変わっても離れない。
記憶があってもなくても俺たちはお互いを求めてしまう。その想いだけは間違いのない真実なのだ。
目の前で揺れている大きな乳房に舌を這わせてやるとビクッと体を震わせながらこちらを見るほの花。
「…苦しい、んだろ?気持ち良く、してやっから…」
「う、ずい、さ…っ、ああっ!!」
すっかり勃ち上がっている頂きに口に含み、舌で捏ねてやれば気持ち良さそうな表情になる。どこに触れても同じように善がってくれる姿に俺は喜びしか感じない。
ふと、記憶を失う間際にしたまぐわいは怖くてたまらなかったことを思い出した。
ほの花がいなくなってしまうような虫の知らせのようにも感じて
記憶がない時はただただほの花が欲しかった。自分の想いに素直になればほの花を自分のものにしてしまいたいという欲が止まらなかった。
では、今は…?
ただ愛おしい。
いつだって確かな思いが俺たちの中にはある。
鬼殺隊をやめた今、俺とほの花が絶対的に踏みとどまっていた壁は取り払われたと言っていい。
もう遠慮なくほの花を愛していいのだ。
何人たりともそれを止めるものは居ない。
「…ほの花、愛してる。愛してる…」
「っ、ああっ!わ、たしも…。あ、いし、てます…!」
繋がる想いは確かなもの。
俺はほの花の最奥に何度も肉棒を打ち付けた。