第39章 陽だまりの先へ(終)※
早く…早く挿れたい。
本当ならば二本指を挿れて解してやった時点でいつもの俺ならばぶち込んでやっていたところだが、直前で今のほの花が生娘だったということを思い出してダメ押しに秘所を舐め回してやった。
果てすぎて今度は体力が大丈夫だろうかという心配も多少あったのだが、それでも痛い想いをさせるよりは遥かにマシだ。
自分は一度この行為をしてしまえば、もう我慢することはできやしない。
きっと今後もほの花を求めてしまうのは目に見えている。それならば最初のこの行為で"懲りて"しまうのだけは避けたかった。
思う存分に舐め回してやると、ギンギンに熱く滾った肉棒を待ち侘びた蜜壷にくちゅ…と擦り付けた。
「挿れてもいいか」と問えば、真っ赤な顔をしてこちらを見上げて、コクンと頷く。
「…私も…宇髄さんと、ひとつになりたい…」
──ドクン
大きく心臓が跳ねると蜜壷に押し当てていた肉棒を持ち、少しずつ押し進める。
しかし、めりめり…ッとほの花の膣肉を押し広げる感覚と同時に久しぶりの締め付けに背中に汗が伝う。
(…っ、やっ、べぇな…キツすぎる…)
記憶がない時にほの花もヤっちまったのは最後にシてからせいぜい数週間だ。
でも、今回は三ヶ月近く経っている。
"生娘"なのは心だけと思っていたのにそれはどうやら訂正せざるを得ないらしい。
(…あの時のキツさにド派手に匹敵すんな…、これは…)
平静を装ってはいるが、冷や汗ダラダラだ。
ほの花も俺の肉棒を押し進めるほどに、顔を歪めて目には生理的な涙が浮かんでる。
「んん…、ッ…!」
「ごめん…痛ェよな…ごめんな。」
俺は少しでもほの花の体が弛緩するように覆いかぶさり彼女に口づけをする。
舌を差し込み、奥に後退りしていた彼女のそれを引き込み己のと絡め合うと、片手で胸を揉み始める。
すると、口の端から漏れ出る甘い息が苦痛のものではなくなっているが分かる。
「んッ、ふ、ん…っ」
喘ぎ出したのを確認すれば、俺はズズッと中に肉棒を押し進めた。やはり挿れる時の痛みは感じるのか眉間に皺は寄っているが、長らく挿入に時間を取られれば余計痛みが長く続く。