第27章 晴れ時々嵐、柱合会議にご注意を※
待ち侘びた快感に身震いするほど興奮する。
蜜路はキツく俺の肉棒を排除するかの如く押し返してくるけど、ほの花の恍惚な表情を見れば止めることなんてできない。
ゆっくり、って言う時は大体、気をやりそうだからそう言ってくるだけ。
気をやりすぎて、意識がなくなるのが嫌だから。
でも、此処はもう屋敷だ。
今まで出向いていたところではなく、俺がそばにいる。何者からも守ってやれる状況下において気にすることなんてない。
頬にはまだ少しだけ赤みが残っている。
そこを優しく撫でるとキョトンとした顔で見上げられる。コイツのことだからどうせ瑠璃に引っ叩かれたことさえも忘れていやがる。
自分のことになると途端に忘れっぽいのやら、細かいことを気にしないのやら…。
誕生日すら忘れるのだから最早そこに期待はしていない。
期待したところで俺が呆れるだけだから。
パチュン、パチュン…──
肌と肌がぶつかり合う音が部屋に木霊する。
華奢な体の割に柔らかくてふわふわなほの花を近くに感じられることでより一層の快楽が伴う。
「んあっ!あっ、あっ!は、ぁっ…!!や、だ、だめだって…ぇっ!」
「善いって言えよ…。嘘つきだな?ほの花ちゃんは…。此処を突かれンのが大好きなのによ。」
全てを埋め込むのは不可能でもほの花が感じる位置は知り尽くしている。
出来るだけ腹部側を擦るように律動してやればちょうど善い塩梅のところに当たるようですぐに果ててしまう。
ほら、今だってもう絶頂の波がそこまで来ているのは知っている。
果てやすいように膨らんだ蜜芽を指で押してやると上乗せされた快感で悲鳴のような嬌声をあげる。
「ヒッ…っ、やぁあっ…やめ、やぁあああああっ!!!」
ビクビクッッと体を派手にしならせて肩で息をしているほの花。
果てたことでぎりぎり…と肉棒を握り潰されそうになるが、どちらにせよ今日はそこまで保ちやしない。
それならば自分が果てるまで付き合ってもらおうと彼女には絶望しかないだろうに、そのまま律動を続けた。
そんな俺を怯えた表情で見上げるほの花だが、ものの数秒で再び恍惚とした表情に逆戻りしていった。