第27章 晴れ時々嵐、柱合会議にご注意を※
「ふぇ…ッッ、ひ、っく…。」
「…ほの花、泣くほど痛かったのか?待て、直ぐ抜いてやる…」
「ち、が…!ちがう、よ…。」
肉棒を最奥まで突っ込んだところでほの花が泣き出してしまい、かなり狼狽えた。
確かに挿入に思ったよりも時間がかかってしまった。
俺も溜まりすぎて余裕はないし、ほの花の蜜路も狭苦しくて余力は皆無。
余裕のなさから気遣ってやれなかっただろうかと省みるが、俺の下で首を振って否定する彼女は何故か微笑んでいた。
「ちがうの…、泣いてごめんね。嬉しくて…。天元が優しくて…。愛されてるって実感したら貴方が愛おしくてたまらなくなって泣けてきちゃった…。大好きなの、天元のことが…。」
泣きながら話すその内容は目を見開くほどの愛の告白で流石の俺も照れた。
"相思相愛"なのは勿論のこと、心が繋がっていると実感できたのは久しぶりな気がした。
此処を出発する前のほの花は何処かに行ってしまいそうなほど遠くに感じたが、今日はそんな風には感じない。
自分の腕の中にいるだけでなく、お互いの心が離れられないほどに近くに感じた。まるで一つに溶け合うかのように。
「…俺も愛してる。悪ぃな、痛いだろ?もう少し待ってやるから。」
「ううん。待たなくていい…。動いて?天元をもっと感じたいよ。」
「おいおい…煽んなよ。どうなってもしらねぇぞ?俺は溜まってるって言ったよな?お前のことをめちゃくちゃに抱き潰しちまうぜ?」
久しぶりのこの行為に気分は最高潮に興奮しているし、膣内では少しの隙間もなくみっちりと埋まったまま、虎視眈々と獲物を狙っている。
そんな肉食動物を目の前にしても天女のような微笑みで俺を見上げてくるほの花。
そんな姿を目の当たりにしてしまえば、どれほど強固な理性も切れてしまうのは仕方がないだろ?
ゆっくりと腰をひくと、みちみちに埋まっている肉棒が少しずつ解放され空気に触れる。
そして間髪入れずに再び打ち付けるとほの花の蜜路に包まれる。
お世辞にも余裕綽々とは言えないが、好きな女を抱ける悦びに勝るものはない。
背中に伝う汗を気にもせずに、俺は夢中で挿抜をした。