第1章 悪夢の日常
紬はチラ、と視線を下ろし、怯えた顔をした。
アキのスラックスの膨らみに、ぷるぷるとその肩は震えた。そしてその怯えはアキにも伝わっていた。
「怖いの?そろそろ慣れなよ…もう毎日やってるんだからさ」
彼は紬の太ももの柔らかさを堪能すると、つっ、と指を滑らせる。
そして、やはり下着をつけることを許されておらず露わになっている秘部に触れた。
その溝を焦らすかのようになぞる。
まださほど濡れていないその穴に中指をたてると、押し広げるかのように、ゆっくりと差し込んだ。
奥まで差し込み、浅いところまで抜く抜き差しをじっくりと繰り返す。ジュプジュプと音が響いた。
「んっ…んぅ…」
紬は苦しそうに身を悶える。
つっ、とほおを涙が伝った。
「も…もお……やだよ…」
紬はふるえる声で、そう呟いた。
そして抜き差しを続けるアキの腕を掴み、止めさせる。
「こんなの……いやだ……」
「何回言わせる気なのかな、紬ちゃん…」
アキは笑顔のまま、しかし少しイラついたような様子だった。
「逆らったら…お仕置きするから」
その言葉に紬は小さく息をのみ、何も言えなくなる。