第1章 悪夢の日常
一人椅子に座っていたもののその声に怯え立ち竦む。
ガチャッとドアを開け、1人の男が部屋に入ってきた。
彼はアキ、紬のクラスメイトだった。
あまり話したこともない、ただ彼は顔立ちが端整で、かっこいいな、と時折思う程度の存在だった。
しかし…なぜこうなったのだろう。
ある日、帰宅中に紬は薬のようなものを嗅がされ,意識を失った。
気づくと狭い洋室に監禁され、そしてアキが目の前にいたのだ。
当時のことを思い返すと、眩暈と恐怖に襲われる。
一体なぜ彼が?そしてここはどこ?
それを思考する前にアキの手が伸びたのだった。
そして今からあの時と同じ行為が、行われる。