第4章 浴室にて
「あっ…あぁあっ…」
浴室に、紬の甲高い悲鳴に近い声が響く。
アキは浴槽の縁に腰掛け紬を抱える。正面に向かい合うようにして抱き合う体勢で、ゆさゆさと紬の体を上下に揺らしていた。
アキのものは奥まで紬に刺さり、二人の下半身は繋がっていた。
「紬ちゃん好きだね、風呂でやるの」
アキは意地悪く笑う。
石鹸に媚薬が仕込まれており、感度が格段に上がっていることを紬は知らない。
いつもは痛そうに歪めるその顔が、だらしなく弛んでいる。
紬の体を持ち上げ、そして重力に任せるように乱暴に最奥を突き上げる。そのたび、紬は悲鳴のような快楽の声を上げた。
「あ、あぁ、あ、だめっ、んんっ…」
紬の体が震え、アキは中がヒクヒクと動いたのを感じた。