• テキストサイズ

【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第10章 露呈*


 


「硝子さんも伊地知さんも。今日は付き合って下さってありがとうございました」

「伊地知。これで支払っておいて」





2人にペコリと頭下げる。

すると悟さんが伊地知さんにクレジットカードを渡した。





「じゃあ。うちの子が迷惑かけたね」

「またな名前」

「お休みなさい。苗字さん」

「はい。また」





悟さんに手を引かれて店を出る。

タクシーを拾って家に着く頃には、もう日付を跨いでいた。





「名前。もう遅いし、今日は寝ようか」

「いや!話してくれるまで寝ない!」





お酒の勢いもあって、プイッと顔を背ける。



普段ならこんな態度、絶対にとれないけど。

今日の私は無敵だ。



困ったように溜息を吐いた悟さんは、私を抱き上げて膝の上に座らせた。





「僕はね、君に消えない呪いをかけたんだ」

「………」

「名前はもし今の感情が操作されてるものだとしたら…どうする?」

「えっ?」





心臓がドクッと跳ねた。



感情が操作?



自由にお酒を飲む機会を奪われて。

ムカついてること?



それとも悟さんを好きっていう。

この気持ちのこと?


 
/ 396ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp