第8章 疑問*
私は悟さんの職場である呪術師の学校に来た。
ってゆーか、一体どこから入ればいいのさ?
一緒に来てくれればいいのに。
今日に限って悟さんがいない。
何でも特別な任務らしい。
どうしよう。
門の前に立っていると、人と動物を見つける。
「すみませーん。五条悟さんの勧めで来た苗字名前と申します」
「ん?」
「えっ?」
何?
今このパンダ喋った?
思わず固まってしまう。
「あのバカの知り合いか?」
「つっても俺見て驚くってことは一般人だろ」
「つーか、固まってねえ?」
「固まってるな」
何でパンダが普通に話しているんだろう。
「おい」
「あっ!はいっ!」
目の前に女の子がずいっと顔を近づける。
漸く声が出た。
「あのバカは出張中でいねえよ」
「バカって…。悟さん、学校でもそんな感じなんだね…」
顔が引きつってしまう。